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JLOC 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

2017年08月22日 17:12  AUTOSPORT web

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マネパ ランボルギーニ GT3 2017スーパーGT第5戦富士
SUPER GT Rd.5
FUJI Speedway
RACE REPORT

TEAM JLOC
87号車 ショップチャンネル ランボルギーニ 細川慎弥/佐藤公哉
88号車 マネーパートナーズ ランボルギーニ 織戸学/平峰一貴

公式予選
日付:2017年8月5日(土)
天候:晴/曇
予選結果:88号車 16位、87号車 21位
観客動員数:21,600人

前回菅生に続き難しい予選結果となるも巻き返しを誓う
 夏の二連戦がスタート。蒸し暑い天候のなか、練習走行が始まった。
 
 87号車はセッティングも悪くなく12位、88号車は22位にてセッションを終える。午後の予選、88号車はトラフィックにつかまってしまっての16位、87号車はコンディションに悩まされての21位となったが、ともにセットアップに対しての感触も悪くなく、タイムを出せるポテンシャルは確認できているため、2台で協力して翌日決勝に向けて戦略など検討を進めた。
 
87号車 エンジニア 平井成治 コメント
 練習走行は走り出しから細かい不満はあるものの順位的には悪くなく、方向性を探るために大きな変更を行いセッティング。
 
 公式予選は細川選手によるアタック。タイヤのピークに前走者に引っかかってしまい計測最終ラップでベストタイムを出すも、Q1突破は出来なかった。僅差で順位の大きく変わる最近の予選では、路面コンディションも含めてピークを合わせることの重要性を痛感した予選だった。

87号車 細川慎弥 コメント
 菅生からの流れのセットアップで走り出し、バランスもタイムも悪くなく予選Q1を担当することに。バランスもアタック自体も悪くなく手応えはあったにも関わらずタイムが伸びず、結果的に21番手となってしまった。
 
87号車 佐藤公哉 コメント
 フリー走行の気温、路面温度が低い状態では悪くない感触だった。しかし、その後何らかの決定的なコンディションの変化から車両バランスなども崩れ始めニュータイヤのタイムも伸び悩んだ。
 
 予選では細川選手が完璧なアタックをしてくれたが、高い気温もありコーナー立ち上がりからの加速力の鈍さが響きタイムは伸び悩み21番手となってしまった。
 
88号車 エンジニア 勝俣雅史 コメント
 Q1担当は織戸選手、アタック中にアタックを止めた他車に引っかかりセクター3で0.4秒ロス。16位でQ1敗退となる。車のバランスは悪くないがグリップが低く、100R遅い。ストレートは早かった。
 
88号車 織戸学 コメント
 予選Q1は僕が担当した。マシンのセットも予選に向けて大きく変更し感触はとても良かったが、少しトラフィックにあってしまい、もう少しタイムを詰めることができなかった。甘さが残る悔しい予選になってしまった。どうしても平峰選手に繋がないと意味がない。
 
88号車 平峰一貴 コメント
 Q1は織戸選手が担当となった。不運なことに、何台かのトラフィックに巻き込まれてしまい、Q1突破には至らなかった。チームの皆で決勝巻き返しのため、沢山の策を練った。

決勝レース
日付:2017年8月6日(日)
天候:晴/曇
決勝結果:88号車 7位、87号車 12位
観客動員数:33,500 人

予選からの挽回に成功。88号車が嬉しい今期初ポイントを獲得
 決勝日は素晴らしい晴天となり、真夏のレースにふさわしいコンディション。20分のウォームアップ走行で決勝直前のセッティングチェックを行う。いつもより1時間程遅い時間に66周の決勝レースがスタート。昨日予選からの挽回を狙いつつ落ち着いたレースを進めて行く。
 
 結果、88号車は素晴らしいスピードを魅せて16位から7位と今期初ポイント獲得、87号車も21位から一時ポイント圏内走行からの12位と二台とも大幅順位アップ、ここ数戦噛み合わないレースから、チームワークで抜け出し好結果を得ることができた。
 
87号車 エンジニア 平井成治 コメント
 ウォームアップ走行では後半レースで使用予定のタイヤのスクラブと燃料を積んだ状態でのバランスチェック。グリッドでタイヤ内圧とウイングの小変更を行い、佐藤選手でレーススタート。ペースは悪くなく、他車のピットインなどで7番手まで上がったところでピットイン。
 
 リヤタイヤのみの交換を行いピット作業時間の短縮で順位を上げる作戦を選択する。後半の細川選手も良いペースで周回を重ね、12位でチェッカーフラッグ。
 
 今回のレースは前回菅生と違い、波乱の起きないレースだった。そのなかで予選21番手から12番手まで順位を上げることができたのは、ドライバーの頑張りももちろんだが、適切な戦略とミスの無いピット作業などチーム全員の努力の結果だと思う。次回鈴鹿ではポイント圏内でレースできる様準備をしたい。
 
87号車 細川慎弥 コメント
 決勝は佐藤公哉選手が担当。スタートから良いペースで走行を続けてくれた。ピット時間の短縮で少しでもポジションを上げるべく2輪交換を選択。後半も悪くないペースで走行はできましたが12番手までが限界だった。次戦に向けては予選ポジションアップを狙いたいと思う。
 
87号車 佐藤公哉 コメント
 私がスタートを担当。ウラカンの高いブレーキ性能を活かしながら少しずつポジションを上げていきレース半分を切ったところで細川選手に交代。レースペースは安定してその後も少しずつポジションを上げていき12番手でレースを終えた。
 
 1000キロに向けて今後もよりチームワークを高めてポイントゲットや上位を目指してベストを尽くしていきたい。

88号車 エンジニア勝俣雅史 コメント
 スタートドライバーは織戸選手。前半ペースとても良かったので予定より引っ張った。100Rはセットが合わず苦しいが、ストレートは抜群に速い。ドライバーの引き出しの多さに助けられた。
 
 28ラップでピットイン。4輪交換ガス給油ドライバー平峰選手へ、抜きまくって7位でフィニッシュ。セットが合わず苦しいなか、コーナーを頑張ってくれた。今期初ポイントを獲得。
 
88号車 織戸学 コメント
 スタートを担当し、序盤の接触も無く落ち着いたところで13番くらいを走行。マシンバランスは悪くないが、まだまだトップ集団のスピードは無い。タイヤを4本変え平峰選手へ、ピット作業もバッチリ、メカさんの練習の賜物です。
 
 平峰選手がポジションを上げて7位でゴール。今期初のポイント。反省点はたくさんあるが、リズムを取り戻し鈴鹿1000kmに挑みたい。応援ありがとうございました。変わらぬ応援をお願い致します
 
88号車 平峰一貴 コメント
 スタートは織戸選手が担当で第2スティントは自分が担当。28周目に織戸選手はピットインし、自身に交代。ピットアウトした周から全力でプッシュし続けた。何台抜いたか覚えていないが、とにかく沢山バトルをして沢山抜いた。
 
 気付いたら16番手スタートから7位まで追い上げ、今期やっとのシングルでフィニッシュし、ポイントも持ち帰った!
 
 ここまで苦しい状況が続いていたが、チームの皆で力を合わせて何とかここまで来た。次戦は鈴鹿1000km。今年で最後となる鈴鹿1000kmをいい結果で終えたい! 応援、有難うございました!
 
監督 コメント
 残念だった、菅生レース! 今回の富士レースの会場に到着後、スタッフ全員の今回こそのやる気を感じました。如何なる理由もレースが終わってしまえば、結果が全て! リザルトとして残る! 頑張るしかない! 今回のフリー走行から、二台の車のセットを完璧にわけました! ハイダウンフォース仕様とロウダウンフォース仕様トップスピードは明らかに違いがでた! 両車の選択も、違ったセットアップで、この週末を戦うこととなりました。
 
 予選は何時も通りの大接戦! 88はアタック中に前車につかまりコンマ何秒にてQ1で終了! 87はどうもタイムが出ない! ドライバーが最高ドライビングのつもりが何かおかしい? 決勝、上位2台のBMWを除いて順位ほどの差はまったくない!
 
 88は確実のポイントを! 87はある意味攻めで! 結果は、88はゴボウ抜き、ピット作業も問題なし! ポイントも取りラップタイムもかなり早かった! 次戦には表彰台へ!
 
 87は両ドライバーの活躍にてゴボウ抜き、後半残念な電気トラブルがなければ残念でした。しかしその状態で12位は立派! 次戦は表彰台へ! 皆さん、お疲れ様でした! そして応援有難う御座いました! 鈴鹿1000キロ頑張ります!