マクラーレン・ホンダのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、2017年のF1ベルギーGPはチームにとって特別なグランプリであり、ここからスタートする後半戦、進歩を成し遂げていきたいと語った。
2017年のマクラーレン・ホンダは、シーズン序盤につまずき、最初の7戦はノーポイントに終わった。第8戦アゼルバイジャンでようやく今季初入賞を果たしたが、コンストラクターズランキング最下位からは抜け出せず。しかし第11戦ハンガリーで、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンがダブル入賞を成し遂げ、ようやくザウバーを抜いてランキング9位に上がった。
「サマーブレイクの後、レースに戻るのはうれしいものだ。スタッフ全員が、充電し、愛する人たちと貴重な時間を過ごす機会を得て、今はまたレースがしたくてうずうずしている」とブーリエ。
「スパ・フランコルシャン・サーキットでのグランプリは、昔から我々チームにとって特別な存在だが、今年はいつも以上に感動的なものになるだろう」
「まず、ここは我々のドライバー、ストフェルにとってホームレースだ。彼はF1ドライバーになって初めて、このお気に入りのサーキットで戦うことになる。それからまた、スパは我々チームの創設者、ブルース・マクラーレンが1968年に彼のチームで初めて優勝した場所でもある」
「今年はさらに、特別な節目を迎える。8月30日はブルースの生誕80周年にあたるのだ。ベルギーGPの日曜、我々は彼の素晴らしい功績を、それにふさわしい賛辞をもって称えたい」
「シーズン前半には相応の浮き沈みに耐えてきた。それでもシーズン終わりの目標を今もしっかり見据えている。残り9戦で、我々がこれまで水面下で必死で行ってきたハードワークの成果を披露したい。シーズンは長い。懸命に努力し、貴重なポイントを獲得する機会はまだたっぷりある。努力は継続的な進歩という形で報われるだろう。熱狂的なベルギーのファンに、楽しいレースの週末を提供したい」