9月16日からHuluで配信される連続ドラマ『雨が降ると君は優しい』の追加キャストが発表された。
野島伸司が脚本を手掛ける同作は、心から愛し合いながらも妻の「セックス依存症」という試練を与えられた新婚夫婦の立木信夫と立木彩を中心に、心に闇を抱えた男女の愛憎を描く群像劇。文芸誌の副編集長・信夫役に玉山鉄二、結婚後は老人ホームの介護助手をしている彩役に佐々木希がキャスティングされている。演出は大塚恭司、岩﨑マリエが担当。
今回出演が発表されたのは、公私ともに信夫と彩と親しいファッション誌の編集長・新城玲子役の奥菜恵、流行作家・雫石奈美役の笛木優子、大物作家・小野田史郎役の古谷一行、彩のカウンセリングを行なう臨床心理士・小早川志保役の木村多江、アルコール依存症の文芸誌の編集長・倉田和馬役の陣内孝則。
陣内孝則は「『愛しあってるかい!』以来、28年ぶりに野島伸司先生に声を掛けていただけるとは…! オファーがきた時は驚きましたし、嬉しかったです。しかも、授かった役は“心の闇”というウィークポイントを持つ半面、ともすれば人生を侵されてしまいそうな“危険な色気”のある男。この役を全うするため、多少痩せて、現場に臨みました」、木村多江は「私が演じる志保は、非常に理性的で理知的だけど、感情をコントロールできません。そんな人間臭さが魅力的な人だと思います。ですから、常に客観性を持っている人が、主観的に壊れてしまう自分との間でもがいている、揺れや苦しみを出すことを意識して演じました」とそれぞれコメントしている。
■陣内孝則のコメント
『愛しあってるかい!』以来、28年ぶりに野島伸司先生に声を掛けていただけるとは…!
オファーがきた時は驚きましたし、嬉しかったです。
しかも、授かった役は“心の闇”というウィークポイントを持つ半面、ともすれば人生を侵されてしまいそうな“危険な色気”のある男。この役を全うするため、多少痩せて、現場に臨みました。
人間誰しもが大なり小なり抱える“心の闇との葛藤”、人間だれしもが持つ“心の弱さ”が生み出す“依存症”という病…。
それらを通して、人としての在り様を問うストーリーこそが、この作品の魅力ではないでしょうか。
こんなにも面白く、魅力的な作品に参加させて頂き感謝しております。ストーリーそのものがみどころ!
ぜひ最後までご覧ください。
■木村多江のコメント
これまで視聴者として野島伸司先生の作品を見てきたけれど、まさか自分が参加できるとは思ってもいませんでした。
出演が決まったときは夢のようで、うれしかったです。
私が演じる志保は、非常に理性的で理知的だけど、感情をコントロールできません。
そんな人間臭さが魅力的な人だと思います。
ですから、常に客観性を持っている人が、主観的に壊れてしまう自分との間でもがいている、揺れや苦しみを出すことを意識して演じました。野島先生の作品の文学的とも言える言葉と空気感、スリルとファンタジーの世界観を、楽しんでいただけたら何よりです。