トップへ

ジェリー・ルイス死去 「彼は先駆者だった」ロバート・デ・ニーロら弔意

2017年08月21日 14:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジェリー・ルイス91歳、自宅で死去
コメディアン、俳優、映画プロデューサーなどとして長年活躍し多くのファンや仲間達に愛されたジェリー・ルイスが20日、91年の生涯を終えた。遺族は声明を発表し「午前9時15分に、家族に囲まれラスベガスの自宅にて自然死いたしました」と明かしている。

コメディ映画『底抜け大学教授』などで知られるジェリー・ルイスが、映画人としての長い活躍を経て天国に旅立った。死因は老衰による自然死だったものの、かつて彼は何度か心臓発作を起こしたほか前立腺がん、糖尿病などいくつかの健康問題を抱えて苦悩した時期もあったという。昨年にはインタビューにて、「高齢のため、もう映画出演はできないかも」「死ぬのが怖い。妻と娘が取り残されてしまうから」と涙声で語り、ファンを心配させていた。今年7月には尿路感染症で入院生活を余儀なくされたといい、高齢の彼は自身の最後を意識し不安を抱えていたようだ。

その彼の死について『ABC News』も大きく伝え、「悲しいことに、20世紀の最も重要な人物のおひとりが逝去されました」という代理人の声明を紹介している。

また俳優ロバート・デ・ニーロは「コメディと映画の世界で、彼はまさに先駆者でした。そして僕の友人でもあったのです。ここ数年、何度か彼に会うチャンスに恵まれたのは幸運なことでした」といった声明を発表。ウーピー・ゴールドバーグは「今日、ジェリーが亡くなってしまった。世界中の何百万もの人々に愛されたというのに。(募金募集などを目的とする)長時間テレビ番組に出て、何百万人もの子どもを救ったのも彼よ。どうか安らかに」とツイートし、ハリー・コニック・ジュニアは「いつも親切にしてくださった。彼は最高でした」と同じくTwitterに記している。業界の偉人が、またしてもひとり、旅立ってしまった。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)