SUNOCO TEAM LEMANS
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
2017年 SUPER FORMULA シリーズ第4戦(ツインリンクもてぎ)レースレポート
大会概要
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦
大会名称
ツインリンクもてぎ2&4レース
開催日時
8月19日 土曜日(予選)8月20日 日曜日(決勝)※予選日荒天のため、予選Q2~Q3は決勝日朝に延期して実施。
開催サーキット
ツインリンクもてぎ ロードコース(1周 4.801379km) 住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
同時開催レースカテゴリー
・2017年 MFJ全日本ロードレース選手権 第6戦(JSB1000クラス/2輪)
・2017 N-ONE OWNER’S CUP Rd.11
SUNOCO TEAM LEMANS 参戦体制
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ドライバー:フェリックス・ローゼンクビスト
出身地:スウェーデン
生年月日:1991年11月7日
身長:169cm
体重:70kg
血液型:O型
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:170cm
体重:62kg
血液型:A型
レース情報
予選(8月19~20日)
※19日荒天のため、Q2~Q3は20日に実施。
<以下は19日のQ1時のコンディション>
天気:雨/コース状況:ドライ~ウエット
気温:25度/路温:29度(Q1開始時)
湿度:98%(Q1開始時)
予選Q1開始:15時00分
(※20日のQ2~Q3は路面ドライ)
全7戦のシリーズ折り返しポイント、2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は開場20周年のツインリンクもてぎで開催される。前戦の富士では新人のローゼンクビストが2位に入り、自身初、チームにとっては今シーズン初の表彰台フィニッシュを達成。
SUNOCO TEAM LEMANSはその勢いを持続させるべく、エンジニアリング体制をさらに強化して今回のもてぎラウンドに挑む。
今回と次戦オートポリスでは、通常はミディアム・スペックのみのドライ路面用スリックタイヤが、ソフトも含めた2スペック制の運用になる。
どういう使い方をするか、どうセットアップを合わせていくか、普段とは違う要素も意識しつつの予選バトルになることが予想されたなか、予選日は予選Q1が始まるとほぼ同時に雨。Q1終了後、Q2とQ3は決勝日の朝に延期されることになるなど、大波乱の展開になった。
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
予選結果:6位(予選Q3ベストタイム:1分32秒264)
急に降り出した雨が強くなる状況下、Q1はセッション序盤のタイムで決着することになる。ローゼンクビストは6番手でここを突破。
翌日の朝、Q2~Q3はドライコンディションとなった。ソフトタイヤでのタイムアタック合戦、ローゼンクビストはQ2を8番手で通過し、ポールポジションを争うQ3へと進出。そして6位に順位をあげ、2日がかりの予選を戦い終える。今季予選最上位を得て決勝レースへ。
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
予選結果:19位(予選Q1ベストタイム:1分48秒649)
大嶋は土曜朝のフリー走行でソフトタイヤでの本格的な走行を実施。予選でQ3まで進んだ場合にソフト新品が残らない状況にはなるが、
ソフトを使った陣営が少ないなか、貴重な実走データを集めた。タイムは2番手。しかし雨に見舞われた予選Q1では、残念ながら19位に。
レース情報
決勝(8月20日)
天気:曇り / コース状況:ドライ
気温:28度 / 路温:30度(決勝開始前)
湿度:70%(15時)
フォーメーションラップ開始:14時10分
決勝レース周回数:52周
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
決勝結果:3位(所要時間:1時間24分46秒324、ベストラップ:1分35秒660)
朝の予選Q2~Q3を終えたあと、昼前には雨が降ったもてぎ。しかしこれはすぐにやみ、午後の決勝はほぼ完全ドライの状況で迎える。今回のレースには、レインタイヤの出番がない限り、ソフトとミディアム、両方のスリックタイヤを使わなければならないルールがある。
6番グリッドのローゼンクビストはミディアムを履いてスタート、5番手へとポジションを上げてオープニングラップを終えた。先行車のピットインで3番手となったローゼンクビストは、ほぼ半分の周回を終える25周目にピットイン、給油とソフトへの交換をこなす。
担当エンジニアを務めるディングルが「ミディアムではもうひとつでしたが、ソフトでのペースが良かったですね」と振り返るように、
ローゼンクビストは29周目に40号車をパス。
さらには前に4号車、後ろに3号車という難しいバトルを切り抜け、33周目に4号車をパス。
レース前半に先行されていた2台を抜いたことで、順位関係が落ち着いた終盤、ローゼンクビストは名実とも3番手のポジションに。そしてそのまま3位でゴールし、2戦連続の表彰台獲得。シリーズランクでも3位へと浮上、タイトル争いに名乗りをあげることとなった。
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
決勝結果:10位(所要時間:1時間25分24秒159、ベストラップ:1分36秒842)
大嶋はソフトタイヤを履いて19番グリッドからスタート。ペースが良く、レース前半、実際のオーバーテイクと他車のピットイン等で順位がどんどん上がっていった。ピットインを30周目まで引っ張ったこともあり、一時は見た目の2番手まで上昇したほどである。
ピットアウト後も、前半の良い走りが活きた結果として入賞圏の8番手へと浮上。後半にソフトを履いたライバルに抜かれるなどはしたが、大嶋は予選順位から都合9つポジションアップしてのトップ10フィニッシュを達成し、好内容のレースで今季自己最高位を更新した。
新たに担当エンジニアに就いたクラークも「決勝のペースは良かったと思います。19番手からよくファイトバックしました」と語っている。
フェリックス・ローゼンクビスト選手のコメント
スーパーフォーミュラで2回目の表彰台を獲得できました。とても嬉しい気持ちです。前半に履いたミディアムではオーバーステアがあり、ソフトに換えてからはブレーキングでタイヤをロックアップさせてしまったことでフラットスポットによる振動に悩まされたりもしましたけどね。
バトルは楽しかったですよ。チャンピオンシップのことを考えるのはまだ早いでしょう。一戦一戦に集中してさらにインプルーブを重ね、特に予選でもっと前に行きたいですね。この先の2戦も自分にとって新しいコースが続きますが、走りがいのありそうなコースで楽しみです。
大嶋和也選手のコメント
決勝レースでのマシンの調子は良かったです。特に今回から供給されたソフトタイヤとの相性が良かったように感じられましたね。今回は気象状況やタイミングのこともありましたが、やはり現状の自分たちの課題は予選で前に行くことだと感じています。
次のオートポリスは個人的に得意とするサーキットでもありますし、さらに前進して上位で戦えるよう、頑張っていきたいと思います。
片岡龍也監督のコメント
ローゼンクビストの2戦連続表彰台は素直に嬉しい結果ですし、マシンバランスがすごくいいとはいえなかった状況のなかでも踏ん張り、3位というリザルトに確実につなげてくる彼の存在はとても心強いですね。バトルにも強いですし、彼のレベルの高さを再認識しました。
ただ、今回は優勝まで視野に入ってきている状況があっただけに、今までとは違って、表彰台獲得でも正直、満足はできていません。勝てなくて悔しい、という思いがあります。これはつまり、チーム全体がそこまで成長してきていることの証明でもあると思いますけどね。
大嶋も予選はタイミングの問題で残念でしたが、いいレースをしたと思います。担当エンジニアがスティーブ(・クラーク)になって、いわば仕切り直しの一戦でしたが、10位という結果以上の内容があったと思います。このまま右肩あがりで戦っていきたいですね。
目標はローゼンクビストが優勝、大嶋も表彰台獲得です。必ず実現したいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
シリーズランキング
フェリックス・ローゼンクビスト:3位/16.5ポイント
大嶋和也 :ー位/0ポイント
チーム(#7+#8) :5位/16.5ポイント(4位タイ)
観客動員数
開催期間中 延べ入場者数 約3万2000人
8月19日 土曜日(予選日 天気:曇り~雨)1万4000人 8月20日 日曜日(予選&決勝日 天気:晴れ~曇り)1万8000人
イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:8月19日10:55~11:40
8月20日 12:15~13:00
主催:日本レースプロモーション、ツインリンクもてぎ
参加者:F.ローゼンクビスト、大嶋和也
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。
キッズウォーク
開催予定日程:8月19日 16:10~16:35
※荒天の影響で、キッズウォークは中止になりました。
グリッドウォーク
決勝レース前に実施。