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ラトバラ「ミスしたり、タイムが上がらずなかなかうまく行かなかった」/WRC第10戦ドイチェランド デイ3コメント

2017年08月20日 16:32  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第10戦ドイチェランドは8月19日、SS9~17が行われ、オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)が首位をキープ。リードを21.4秒まで広げている。

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)
「自分たちの1日に満足しているし、マシンのドライブもすごく楽しめた。ドライのターマックでは、この新型WRカーのスピードを存分に味わえるんだ」

「少し慎重になったけど、それでもドライビングは速かった。終日に渡って僕らが1番速かったんじゃないかと思う。一貫性もあった。ただ、昨日失ったタイムが少し大きすぎただけだ」

「ティエリー(・ヌービル)がデイリタイアした後、リスクを取ることがより難しくなったけど、それでも先頭走者たちにプレッシャーを与え続けたい。オット(・タナク)はかなりリードしているけど、アンドレアス(・ミケルセン)とはそう離れていない」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)
「今日もまた僕らにとっていい1日だった。各ステージで着実に、競争力のあるタイムを取ってきたことで、僕らにとって大きなプラスとなった。週末にいい結果を掴むために、大きな一歩を踏み出せた気がしている」

「マシンのフィーリングは最高で、ステージで本当に快適なんだ。いいリズムを得ることができていたから、明日もこの調子を維持できるはずだ」

「アンドレアス(・ミケルセン)は明らかにいくつか小さいミスを起こしていたから、明日に向けてギャップが少し広がった」

「だけど、まだトッキーなステージが残っている。僕らは同じリズムを維持して、状況を見なければならない。ドイツではラリーが終わるまで戦いも終わらないんだ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)
「簡単な日にはならなかった。マシンにいくつか問題があったし、自分のせいでいくつか小さなミスも起こしてしまった。だけど、大半はクリーンな走りを維持できて、劇的な出来事もなかった」

「明日は面白い1日となる。ユホ(・ハンニネン)との接戦に追い込まれているからね。ギャップは大きくなく、ユホもいいドライビングをしてきた。だけど、僕らはベストを尽くすよ」

■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)
「今日はパンツァープラッテの1回目の走行時にまたパンクがあって、最高の一日の始まりという感じではなかった。マシンを止めてタイヤを交換する必要があったけれど、僕たちの今日のスピードは午前中はステージタイムでトップ3に入るほど速かった」

「コンディションは概して楽なものだったからより自信を持つことができたし、特に僕たちは出走順がよかったね」

「午後の2回目のパンツァープラッテの走行は、僕のベストドライビングのひとつになったし、とても楽しむことができたよ。僕たちは総合8位につけている。最終日はチームのためにできる限りのポイントを確保していくよ」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
「リタイアしてがっかりしていると言ったら控えめな表現になるね。チャンピオンシップのためだけでなく、ホームイベントに参加しているチーム全員のためにも、今週末は本当にいい結果を出したかったんだ」

「SS9で、左のリヤタイヤを引っ掛けてサスペンション部分を損傷してしまった。修理は不可能だったので、リタイアするしかなかったんだ。チームは明日に向けて準備を整えるためにいつものように懸命に作業をしてくれている」

「明日はパワーステージで大いにプッシュしてポイントを稼ぐよ。チャンピオンシップの観点では大打撃だけど、ラリーでは何でも起こり得るし、まだ僕たちは終わっていないと確かに感じるんだ。まだできると確信しているよ」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)
「金曜日の状況については当然失望しているけれど、そのことは後ろに置いて、今日はより良い結果を出すことに決めていたんだ。午後にアンダーステアで苦労したけれど、それでも全体的なマシンの感触と僕たちのパフォーマンスには間違いなく改善があった」

「日曜日のステージに備えて、セットアップをもっと見てみる必要があるだろう。今日はハードにプッシュしていったけれど、スピードも出すことができた」


■シトロエン/シトロエン・レーシング
●アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)
「なによりもまず、とうとうかの有名なパンツァープラッテを極めることができたから、今日の走行には満足しているよ。ラリー前のテストのおかげで、42kmにわたってプッシュし続けながらタイヤも労わるのに適したバランスを見いだすことができた」

「総合順位では、状況が少し変わってきたね。オット・タナクはリードを広げる良い仕事をした。明日はセバスチャン・オジエを寄せ付けないように総合2番手をしっかりと守ることにするよ。そのために最大限プッシュしていく準備はできているよ!」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「今日の走行は昨日よりは良かった。それでも午前中は自信を持って走行するのに苦労して、厳しいものになった。2回目の走行でタイヤ選択にもう少し一貫性をもたせたところ、改善することができたんだ」

「今日は最後のスタッグで通り過ぎるなどいくつかミスをしてしまったけど、前を走るドライバーたちとのギャップを縮めることはできた。僕たちは最後まで戦い続けるよ」


●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
「今日のマシンの感触は良かったから、徐々にペースを上げていった。そうしたらダッシュボードにエンジンの冷却システムに問題があるというアラームが表示されたから、マシンを止めたんだ」

「僕たちは3つの理由から、ラリー2規定で明日のラリーに戻ることはしない。エンジンを痛めるリスクを取りたくないということ、ポール(・ネイグル、コドライバー)の奥さんが今日の午後、男の子を産んだこと、それに最後の短い4ステージは出走しても得るものがなさそうだからだ」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「午前中はミスをしたり、タイムが上がらなかったりと、なかなかうまく行かなかった。午後はかなり攻めて走ったけど、残念ながらパンクで大きくタイムを失ってしまった」

「それでもパフォーマンス自体は悪くなく、午後は速さもあった。明日は、今日の午後の良いフィーリングを保って走れるように頑張りたい」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
「午前中のパンツァープラッテのSSを走り終え、他の選手と比べて自分のタイムがどれぐらい良いのか分からなかったから、ファステストタイムだったと知り本当に嬉しかった」

「そして、午前中のSSは全体的にとても良好だった。午後のパンツァープラッテではダンパーが破損してしまったけど、それを除けばクルマは本当に良かったと思う」

「明日はエルフィン・エバンスとの総合4位争いとなる。前戦のラリー・フィンランドでは同じような状況で彼に負けましたが、今回はできれば勝ちたいね」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「今日はうまく行かない1日だった。なんとか速く走ろうとベストを尽くし、アクセル全開で走ったけど、なぜかあまり良いタイムが出なかった」

「今晩サービスでクルマにいくつか改善を施すので、明日はきっとタイムも良くなると思う。ゆっくり休み、明日に備えるよ」