2018年からMotoGPクラスへのフル参戦が決まった中上貴晶は、昇格は「多くの関係者やファンの皆さんのおかげ」と喜びを語っている。
中上は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。ホンダが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年から「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア」から参戦し、2016年には、オランダGPで初優勝を飾った。
2017年シーズンは表彰台に3回登壇するなど、第11戦オーストリアGP終了時点で、ランキング7位につける活躍を見せている。
そして、2018年シーズンは、LCRホンダに所属し、ホンダのMotoGPマシン、RC213Vを駆って最高峰クラスに挑む。
昇格が決まった中上は昇格の喜びを次のようにコメント。
「4歳の時にポケバイ(ポケットバイク)に乗り始めてから、いつも世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。今回、夢の舞台に立つことができるのは、これまで支えてくれた多くの関係者やファンの皆さんのおかげだと思っています」
「今シーズンは、日本GPを含む7戦が残されています。残りのレースに集中しながら、来シーズンを見据えた戦い方を身につけていきたいと思います。これからも、変わらぬご支援と、応援をよろしくお願いいたします」
ホンダ・レーシング社長、野村欣滋氏は「中上選手には2018年も引き続き、ホンダ・レーシングの契約ライダーとして、持てる情熱とライディングスキルをいかんなく発揮し、日本はもとよりアジア地域の多くの若者たちの目標となるライダーとして活躍してくれることを願っています。夢の実現を大きな力にして、大勢のファンに感動を与えられるトップライダーに成長してくれることを期待しています」とコメントした。