全日本ロードレース選手権第6戦、JSB1000クラスの決勝レースがツインリンクもてぎで行われ、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)が今季2勝目を飾った。
曇天の中でスタートした23周の決勝。好スタートを決めてホールショットを奪ったのは津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)だった。
しかし、すぐに津田を捕らえてトップに浮上したのは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。ポールシッターの野左根が中須賀の背後につけ、津田を3番手に追いやる。
中須賀と野左根はトップバトルを展開しながらワン・ツー体制のまま周回。この2台に津田、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)を加えた4台でトップ集団が形成される。
徐々に高橋裕紀が集団から離され、高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)と渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN )の争いに飲み込まれる。
津田もヤマハ2台から離され、中須賀と野左根はサイド・バイ・サイドの一騎打ちに突入する。
3番手を走行していた津田だが6周目にオーバーランを喫して6番手に後退。高橋巧と高橋裕紀、渡辺のみつどもえの後方につけ、4台での表彰台争いが始まる。
レース中盤。表彰台争いの4台の集団から高橋巧が抜けて3番手単独走行を開始。一方、後続に大きな差をつけてトップ争いを展開する中須賀と野左根はテール・トゥ・ノーズのまま。
野左根は何度も中須賀の前に出るが、クロスラインで再び中須賀にかわされる。
レース後半。津田が高橋巧との差を詰めて表彰台争いを開始。トップ争いも表彰台争いも2台でのし烈なバトルに。ラスト5周で津田が高橋巧の前に出る。
一方のトップ争いは中須賀が少しずつ野左根を引き離し始める。
このまま中須賀が2連勝を飾るかと思われたが、ラスト3周。中須賀がまさかの転倒。これで野左根が労せずにトップ浮上。そのままポール・トゥ・ウインで今季2勝目を飾った。2位に津田、3位に高橋巧という表彰台だった。
以下、決勝順位結果。
■全日本ロードレース選手権第6戦もてぎ JSB1000決勝順位結果
天候:曇 路面:ドライ
Pos.No.RiderTeamMotorcycleTotal Time/Delay15野左根航汰YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5YZF-R11'48.945212津田拓也ヨシムラスズキMOTULGSX-R1000R9.4113634高橋巧MuSASHi RT HARC-PRO. HondaCBR1000RR SP210.062472高橋裕紀MORIWAKI MOTUL RACINGCBR1000RR27.305523渡辺一馬Kawasaki Team GREENZX-10RR31.4236104山口辰也TOHO RacingCBR1000RR SP243.551788清成龍一MORIWAKI MOTUL RACINGCBR1000RR49.491850濱原颯道ヨシムラスズキMOTULGSX-R1000R57.879946松?克哉Kawasaki Team GREENZX-10RR57.8791094浦本修充Team KAGAYAMAGSXーR100058.5411139酒井大作Team Motorrad39S1000RR1'03.6431271加賀山就臣Team KAGAYAMAGSXーR10001'04.6321318近藤湧也JOYNET GBSレーシングYAMAHAYZF-R11'08.175149藤田拓哉YAMALUBE RACING TEAMYZF-R11'19.3461585中冨伸一HiTMAN RC甲子園ヤマハYZF-R11'27.4491647上和田拓海Webike チームノリックヤマハYZF-R11'33.15017090秋吉耕佑au & テルル ・ Kohara RTCBR1000RR1'36.8881834岡村光矩KRP三陽工業&RS-ITOHZX-10RR1Lap1943須貝義行チームスガイレーシングジャパンRSV4 RF1Lap2041樋口耕太H.L.O RACINGGSX-R10001Lap2116児玉勇太TONE RT SYNCEDGE 4413S1000RR1Lap2273大貫貴彦ロケットケロタン&ネオラグーナCBR1000RR1Lap
以下フィニッシュライン不通過:
231中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYZF-R13Laps
以上 規定周回数完走:
-32今野由寛MotoMapSUPPLY FAGSX-R100019Laps-13中津原尚宏オートテクニックスポーツPGRCBR1000RR22Laps-91柴田義将リリカ AMENAYZF-R122Laps