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インディ第14戦ポコノ予選:高速オーバルで躍進する琢磨。今季2度目のポールを獲得

2017年08月20日 04:02  AUTOSPORT web

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今季2度目のポール獲得を喜ぶ佐藤琢磨
ポコノレースウェイで開催されてるインディカー・シリーズ第14戦。19日に行われた予選では、最後のアタッカーとなった佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)がトップスピードを記録。今季2度目となるポールポジションを獲得した。

 残り4戦となったインディカー・シリーズ。第14戦は、トリッキー・トライアングルと呼ばれる3つのターンで構成される高速オーバルが舞台だ。

 予選前のプラクティスではアンドレッティ・オートスポート勢が速さを見せ、ライアン・ハンター-レイがトップスピードを記録。佐藤琢磨も6番手に付けた。

 1台ずつアタックし2周の平均スピードで争うポコノの予選。まずはチャンピオン争いをするスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がアタックし、平均217.819mphを記録する。

 続いてウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がコースインする。218mph台でまとめ平均218.688mphとチャンピオン争いをするライバルの前に出る。

 パワーを交わしたのは5番目にアタックしたトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)。2周目は219mph台で走行し平均219.012mphでトップに立つ。7番目にアタックしたエリオ・カストロネベス(チームペンスキー)は、ターン1で手痛いクラッシュを喫しノータイムとなった。

 カナーンのタイムはチームメイトのチャーリー・キンボールが更新。2周ともに219台で走行し平均219.369と好ラップを記録した。

 ランキングトップのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は16番目に登場。しかし、2周目に大きくスピードを落とし217.235mphで11番手に留まる。

 プラクティスで2番手に付けていたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は17番目に登場し、1周目を219.347mph、2周目はさらにスピードを上げ219.443mphを記録。キンボールを交わしトップに立つ。

 ポールが期待されたハンター-レイは20番目のアタックとなったが、ウォームアップ走行中のターン3でまさかのクラッシュを喫し予選アタックをできずに終わる。


 最後のアタッカーとなったのは佐藤琢磨だ。ウォームアップを218.785mphで走行し、1周目をこの予選トップの220.045mphで走行。さらに2周目を219.235mphでまとめ、パジェノーを上回る平均219.639mphを記録。今季2度目、通算7度目となるポールポジションを獲得した。