19日、ツインリンクもてぎで行われた全日本ロードレース選手権第6戦、JSB1000クラスの公式予選を終え、予選トップ3ライダーがセッションを振り返り、決勝への展望を語った。
■野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)/ポールポジション
「ポールポジションは、率直にすごくうれしいです。ここまでタイムを詰められるとは思っていませんでした。1周全力で攻めたので、決められてよかったです」
「残り時間も少なかったので、ひたすら攻めて走りました。中須賀選手ももちろん意識していました。すぐ後ろにいるなっていうのは音がしたので、必死で逃げていました。今日はポールポジションを取ることができましたが、明日は簡単には勝たせてくれないと思います」
「ですが、自分にもチャンスはあると思っています。前回のもてぎでは自分は優勝しましたが、リベンジの気持ちで臨みます(第4戦もてぎでは最終ラップにトップだった中須賀克行が転倒し、優勝できたため)」
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/予選2位
「(野左根のポールポジション獲得について)高いレベルで自分が走り、それを超えていかないとレベルは上がらないので、目標になることはうれしいです。今日は素直に悔しいが、野左根がポールポジションを取れたのはよかったと思います」
「鈴鹿8耐から全日本で、タイヤが16.5インチから17インチになり、金曜日の段階ではトラブルがありました。今日の天候も心配でしたが、ドライで走ることができ、前回のもてぎ大会よりはタイムが出ていませんが、フィーリングよく走ることができました。今日は17インチで調子がいい(野左根)航汰の後ろをつかせてもらって、勉強させてもらいました」
「自分はまだ17インチでのフィーリングが悪く、うまく走らせることができていないので、自分のいいところと、航汰のいいところを組み合わせていきたいと思っています」
「前回は転倒して9位でしたが、明日はしっかりレースをして、最後には一番前でゴールしたいです。全力で倒しにいきます」
■津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)/予選3位
「自分はQ3でもロングランがしたかったので、ある程度のタイムが出てからは、決勝に向けて、とおして走りました。いつも全セッションでトップを取ってやろうという気持ちを持っていますが、今日はあまり余裕がなく、決勝のためにセッションを使ってペースの確認に費やしました」
「(決勝へ向けて)確認はできたので、決勝ではそろそろヤマハを倒したいなと思います。ヤマハを倒す準備は万全ではなく、まだ準備しているという段階ですが、全力で挑めるとは思っています」
「マシンに関しては、目に見える大きな進化はありませんが、シーズン前半では使いこなせていなかったエンジン制御がようやく使えるようになってきました。それによってバイクのレベルも上がりましたが、それでもヤマハの2台は上にいるので、僕たちはまだまだやらなきゃいけないなと思っています」