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大林宣彦の「幻の脚本」を映画化 戦時期を生きた若者の群像劇『花筐』予告

2017年08月19日 20:01  CINRA.NET

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『花筐/HANAGATAMI』ポスタービジュアル ©唐津映画製作委員会/PSC
大林宣彦監督の映画『花筐/HANAGATAMI』の公開日が12月16日に決定。あわせて予告編が公開された。

同作は1977年に公開された大林宣彦監督の長編劇場デビュー作『HOUSE ハウス』より前に書きあげられていたという脚本を映画化する作品。『この空の花 長岡花火物語』『野のなななのか』に続く大林監督の「戦争三部作」の3作目にあたり、檀一雄の小説『『花筐』を原作に戦時期を生きた佐賀・唐津の若者たちの姿を描く青春群像劇となる。

唐津に暮らす叔母のもとに身を寄せる17歳の主人公・榊山俊彦役を演じるのは窪塚俊介。俊彦が憧れを抱く美少年・鵜飼役に満島真之介、肺病を患うヒロイン・美那役に矢作穂香、俊彦の叔母役に常盤貴子、友人役に長塚圭史、柄本時生、山崎紘菜、門脇麦がキャスティングされている。撮影には唐津の祭「唐津くんち」が全面協力した。

予告編では美那を見つめて笑う俊彦の姿や、鵜飼が長塚圭史演じる吉良を殴るシーン、「殺されやしないぞ、決して。戦争なんかに」と話す俊彦の様子などが映し出されている。またあわせて公開されたポスタービジュアルには、漫画家の森泉岳土が描いたキャスト8人の姿と「唐津くんち」の曳山のイラストが使用されている。