映画『永遠のジャンゴ』が、11月25日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
ナチスの占領下にあった1943年のフランスを舞台に、ギタリストのジャンゴ・ラインハルトの生涯を描く同作。ロマの旅芸人の家庭に生まれ、才能ある演奏家としてパリで活躍するジャンゴが、ナチスによるロマへの迫害に危機を感じている最中に、ナチスの官僚が集う晩餐会での演奏を命じられるというあらすじだ。
監督と脚本を担当するのは、『チャップリンからの贈りもの』『大統領の料理人』『神々と男たち』などの脚本を手掛けているエチエンヌ・コマール。同作が初監督作となる。ジャンゴ役にレダ・カテブ、共演者にセシル・ドゥ・フランスらが名を連ねている。
音楽を担当したThe Rosenberg Trioはギタリストのストーケロ・ローゼンバーグが率いるバンドで、2010年にジャンゴにオマージュを捧げるアルバム『Djangologists』を発表している。劇中では音源や譜面が断片的にしか現存しないジャンゴの楽曲“レクイエム”を音楽家のウォーレン・エリスが再構築した楽曲も使用されている。