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グランプリのうわさ話/若手ドライバーのマネジメントでひと儲けを目論むザック・ブラウン

2017年08月18日 16:42  AUTOSPORT web

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グランプリのうわさ話/ザック・ブラウンはドライバーマネジメントでひと儲け?
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ハンガロリンクで初めてF1のテストに参加したランド・ノリスのパフォーマンスは、パドックの人々を大いに驚かせた。そして、その衝撃の大きさゆえに、一部の人々の猜疑心をかき立てることにもなった。

 当然のことながら、マクラーレンはヨーロッパF3の選手権リーダー、ノリスを大っぴらに褒め称えた。一方、他チームのメンバーや他の若手ドライバーのマネージャーの中には、彼が合計8セットものウルトラソフトタイヤを与えられて、予選シミュレーションランを何度か行っており、好タイムを記録したのは当たり前だと指摘する者もいた。言うまでもなく、あのハンガリーでのテストで、そのような“贅沢”を許されたドライバーは、他には誰もいなかった。

 また、ノリスのマネジメント担当が、ザック・ブラウンの所有するJIMであることも、このテストを機に多くの人の知るところとなった。

 それならば、なぜマクラーレンがノリスを他の若手よりずっと有利な条件で走らせたのかも理解できる。要するに、ブラウンは自身の立場を利用して秘蔵っ子の価値を吊り上げ、メルセデスのトト・ウォルフや、かつてのルノーやベネトンでのフラビオ・ブリアトーレのように、ドライバーのマネジメントでもひと儲けしようと目論んでいるらしい、というのがもっぱらの見方だ。

続きはF1速報WEBで掲載中

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