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ダイナミック&スポーティ。BMW、『コンセプトZ4』を世界初公開

2017年08月18日 12:32  AUTOSPORT web

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新型『BMW Z4』コンセプト
BMWは8月17日、アメリカ・カリフォルニア州で行われている『ペブルビーチ・コンクール・デレガンス』で新型BMW Z4のスタディモデルとなる『コンセプトZ4』を初公開した。

 コンセプトZ4は、ロングホイールベース、コンパクトなリヤエンドなどBMWの伝統的なロードスタースタイルを継承しながら、革新的で現代的なデザインを採用したコンセプトカー。
 
 先代と比べて短くなったボンネットはドライバーが車両中心部に近づいたことを意味し、スポーツ走行時の安定性や操作性を向上させる。キャビンから後方に伸びる大きなドームは、ロールオーバーバーとしての機能と優雅なデザインを融合させたものだ。

 革新的でダイナミックなシルエットをまとうフロントマスクは、BMWの代名詞であるキドニーグリルを中心に各パーツが存在感を放ち、ワイドになったグリルとヘッドライトの位置関係は『BMW Z8』のフロントデザインを彷彿とさせる。

 また、キドニーグリル内は従来の縦方向に並ぶフィンではなく『BMW 328 Mille Miglia』にみられるメッシュパターンが採用されコンセプトZ4では、より精巧な造形となった。

 フロントバンパー開口部の各セクションを隔てているダイナミックな造形のカーボンファイバー製チンスポイラーは、モータースポーツ活動を通じて得られた技術がフィードバックされたものだという。
 
 ボディサイドでは、フロントタイヤ後方にエアダクトを設置。ホイールは20インチ軽合金製となっている。

 インテリアの多くはボディカラーと同色が用いられ、内装と外装で視覚的に強いつながり持つ作りとなっている。しかし、ドライバーを囲むドアトリムパネル、インストルメントパネル、センタースタックなどはブラックで統一され、他のインテリアとコクピット領域とが明確に区別された。
 
 そんなコクピットはディスプレイ類や操作パネルなどが人間工学に基づいた設計思想によってコンパクトに集約。ドライバーが運転に集中できる空間が作り出されている。