ウイリアムズF1は現在、コンストラクターズ選手権においてフォース・インディアに大きく差をつけられているものの、彼らをランキングで追い抜くという決意を固めていると技術部門トップのパディ・ロウは述べた。
今シーズン、ウイリアムズは一貫したパフォーマンスを維持することができず、結果として第11戦ハンガリーGP終了時点でライバルのフォース・インディアに、コンストラクターズ選手権において60ポイントの大差をつけられている。
しかしロウは、シーズン後半には期待ができ、フォース・インディアに追いつくだけでなく、ランキングで上に立つことも可能だと考えている。
「その点で諦めることはしない」とロウは主張した。
「今シーズン、我々が強力なパフォーマンスを発揮できるレースが何戦かあると考えているし、今後そういうレースがいくつかあることを願う。シーズン前半は得点の面で芳しくなかったが、これからはポイント獲得のためにパフォーマンスの向上を図ることを目指している」
「前半戦を終えて言えるのは、チームはもっとうまくやることができたはずだったということだ。もっとうまくやろうという心構えを持って、後半戦に臨むつもりだ」
ウイリアムズはハンガリーでのインシーズン合同テストで、メカニカルと空力の面でいくつかの変更を試した。
FW40は、高いダウンフォースが必要とされるサーキットでは決まってパフォーマンスが低下しているため、この分野での弱みを改善することが作業の中心となっている。
「非常に明確なパターンがある」とロウは付け加えた。「いわゆる最大のダウンフォースが必要なサーキットで、我々は発揮すべきパフォーマンスを発揮していない」
「モナコやハンガリー、シンガポールといったサーキットが該当する。しかし私は行く前から諦めるようなことはしない。シンガポールGPまでに自分たちに何ができるか検討していく」
「いくつか重要な点について、テストを行っている」とロウは述べた。
「興味深い研究開発を行っている。そのうちいくつかは今年に関係しているし、来年に向け学んで理解する必要があるものもある。非常に重要な取り組みを行っている。一連の実験というのが、最も適切な言い方になるだろう。我々は常にこうした方法でテストを実施している」
「そうしたプロセスにおける最終段階がレースなのだ」