WRC世界ラリー選手権第10戦ドイチェランドは8月17日、シェイクダウンが行われ、ランキング首位のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップタイムをマークした。
4月の第4戦ツール・ド・コルス以来のターマック(舗装路)イベントとなるラリー・ドイチェランド。競技開幕前のシェイクダウンは4.09kmのステージで行われた。
ヌービルは、このシェイクダウンステージを合計4度走行。前半2回はハードタイヤで、後半2回はソフトタイヤを履いてのアタックとなり、1度目の走行で2分25秒8の最速タイムを記録している。
「最初は路面が本当にクリーンな状態だったけど、ハードタイヤでアタックしたから、もっといいタイムが出せたはずだ」とヌービル。
「最後はウエットコンディションを想定してトラクション重視のセットアップをチェックしたよ」
「時間が経つにつれ、路面はどんどん汚れていった。とくに森の中を走るセクションはひどかったよ。それでもシェイクダウン自体には満足している」
ヌービルに続く2番手タイムは、アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)が記録。ヌービルとチャンピオンを争うセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が3番手に続いた。
なお、オジエは前戦のラリー・フィンランドでクラッシュしたこともあり、チームは今季3台目となる新車のフィエスタWRCを投入している。
前戦のラリー・フィンランドを制したトヨタ勢は、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が2分29秒6で6番手、ユホ・ハンニネンが2分30秒で7番手だった。