レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、レッドブルがトップを走るメルセデスとフェラーリに迫りつつあると考えている。
ミルトンキーンズを本拠地とするレッドブルは、2017年にはメルセデスの主要ライバルになると見られていたが、前半戦終了時点でメルセデスの357に対しレッドブルは184ポイントまで差が開いておりシーズン開幕時の予想を大きく下回っている。
風洞との相関問題が発生し『RB13』はファクトリーが集めたデータをコース上で再現するのに失敗、しかしスペインGPで投入されたアップグレードパッケージは、マシンのパフォーマンスレベルを上げることに成功した。
それ以来、ルノー製パワーユニットの信頼性が結果を妨げてはいるものの、レース毎に施されてきたアップグレードが徐々にチームのパフォーマンスを上げてきている。
「我々は少なくとも今季6度の表彰台を獲得し、その中のひとつは優勝している。メルセデスとフェラーリに対して期待していたポジションにはとても及ばないが……」とホーナーは述べた。
「しかし、カナダGPからイギリスGPの4戦で、フェラーリは我々にたった2ポイント差しかつけられなかった。その4戦で我々は100パーセントの信頼性がなかったにも関わらずだ。最近の数レースは良い内容だったね」
ホーナーは、チャンピオンシップでフェラーリとメルセデスに追いつくのは至難であると認めている。
「チャンピオンシップの観点から考えると、メルセデスとフェラーリに対して我々が挽回するには大きすぎるポイント差だろう」
「しかしシーズン後半では少なくともフェラーリに勝ちたい」
「これからシーズン終了までのレースで、表彰台か、表彰台のさらに高いポジションを狙える状況になればね。それが我々にとって現実的かつアグレッシブな目標だと考えている」