インディカー・シリーズに参戦するシュミット・ピーターソン・モータースポーツ(SPM)は、7号車をドライブしていたミカエル・アレシンに代わってセバスチャン・サーべドラを起用することを発表した。
昨年に引き続きシュミット・ピーターソンからインディカーに参戦していたロシア人ドライバーのアレシンは、残り4戦となるポコノ戦からインディカー参戦を取りやめることを12日に発表した。
アレシンは、SMPレーシングが2018年のWEC世界耐久選手権で使用するLMP1カーのプロトタイプBR1の開発に集中することとなる。このBR1はロシアのBRエンジニアリングが設計しダラーラと協力して開発しているもので、アレシンは近いうちに最初のテストセッションに挑む予定だ。
代わりのドライバーには、新エアロキットの開発ドライバーを務めるオリオール・セルビアやアレシンの代わりにインディカーのプラクティス走行にも参加したDTMドライバーのロバート・ウィケンスなどが上がったが、チームはトロント戦に起用したサーべドラに7号車のステアリングを託すことを決定した。
「SPMの組織に戻ってこれたことに興奮しているよ。遅い呼びかけだったけれど、トロントでの幸先の良い関係のスタートが切れた後に取り組める。“トリッキートライアングル”のようなチャレンジングなイベントを楽しみにしているし、チャンピオンシップポイントを追い上げる(ジェームズ)ヒンチクリフをサポートすることができるよ」とサーべドラ。
サーべドラはトロントでアレシンの代わりに参戦。久々のストリートコースでのレースは、インディライツ時代のエンジニアとコンビを組み11位で終えている。スーパースピードウェイでのオーバルレースは、ユンコス・レーシングからインディ500に参戦しており今季2度目の挑戦となる。
「トロントではとても勇気づけられるパフォーマンスを見せたセバスチャンをSPMチームに戻すことができて喜んでいるよ。彼は経験豊かで有能であり、チーム全体のパフォーマンスに貢献してくれるよ。我々は自信を持ってポコノに向かっている」とチームのゼネラルマネージャーを務めるピアーズ・フィリップスはコメントしている。