5月20日に行われた第101回インディ500の予選で大クラッシュを演じ、複数の骨折などの怪我を負っていたセバスチャン・ブルデーは8月16日、レース復帰に必要な最終メディカルチェックを通過。実戦復帰が許可された。
ブルデーはインディ500の予選3周目、ターン2に差しかかった際にバランスを崩し、アウト側のSAFERバリアにクラッシュ。マシン正面に近い状況でヒットし、車体は一度裏返しになってから上向きに着地した。
このクラッシュの後、ブルデーはメディカルによって車体から救出されたが、骨盤や右の腰に複数の骨折があり、手術へ。その後はリハビリなどで長期離脱を余儀なくされた。
その後、ブルデーは医師も驚くほどの回復ぶりをみせ、7月31日には経過確認の一環としてミド・オハイオ・スポーツカーコースで10週間ぶりにインディカーをドライブ。コースを80周するなど、実戦復帰へ順調な様子をみせていた。
現地火曜日、ブルデーはシリーズの整形外科コンサルタントを務めるケビン・シェード医師による診察を受け、レース活動を再開に問題なしと診断。インディカーでメディカル・ディレクターを務めるジェフリー・ビロウズ医師がシリーズ復帰を許可した。
今回の決定を受け、ブルデーを起用しているデイル・コイン・レーシングはSNS上で復帰を歓迎するコメントを発信。ただし、具体的な復帰時期については現時点で未定であることも明らかにしている。