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IMSA:2018年に参戦開始のアキュラ・ペンスキー、元F1ドライバーのモントーヤを起用

2017年08月16日 12:02  AUTOSPORT web

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2018年シーズン、チーム・ペンスキーのアキュラARX-05をドライブすることが決定したファン・パブロ・モントーヤ
アキュラとともに2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)に挑むチーム・ペンスキーは8月15日、ファン・パブロ・モントーヤ、デーン・キャメロンの2名をレギュラードライバーとして迎えると発表した。

 ホンダの北米向けブランド、アキュラとタッグを組み、来季より新型DPiマシン『ARX-05』でWSCCの最高峰、Pクラスに挑むチーム・ペンスキー。
 
 チームはすでにマシンの一部を公開し、8月18日(金)に行われるザ・クエイル・モータースポーツギャザリング内でマシンの初披露を予定しているが、これに先立ち、4名からなるレギュラードライバーのうちの2名として、元F1ドライバーで現役インディカードライバーのモントーヤと、2016年のWSCCチャンピオンであるキャメロンの起用をアナウンスした。

 ウイリアムズF1、マクラーレンF1で活躍したモントーヤは、2014年からロジャー・ペンスキー率いるチーム・ペンスキーに加入し、インディカー・シリーズに参戦。2015年には伝統のインディ500を制した。

 2016年を最後にインディカー・シリーズへのフル参戦は終了しているものの、今シーズンもペンスキーの下でインディ500に挑み、6位でフィニッシュ。また、スポーツカーレースでは過去に3度、デイトナ24時間で総合優勝を飾っている。

「過去4年間、ロジャーとチーム・ペンスキーと一緒に仕事ができて本当に楽しかった」と語るモントーヤ。

「ロジャーに『アキュラとともに新しいスポーツカーレースを始めないか?』と尋ねられた際には、とても簡単に決断することができたよ。僕はつねにスポーツカーを愛してきたからね」

「アキュラのニューマシンを開発することは、とても楽しいことになるだろう。来週行うARX-05のテストにとても興奮しているよ」

 モントーヤとともに2台のうち1台のARX-05をシェアすることになるキャメロンは昨シーズン、エリック・カランとともにアクション・エクスプレス・レーシングの31号車コルベットDPを駆り、シリーズタイトルを獲得。

 今季も同チームに所属し、31号車キャデラックDPi-V.Rをドライブして第7戦モスポートで勝利を挙げるなど活躍をみせている。

 キャメロンは「チーム・ペンスキーの一員としてレースに挑めることは、レーシングドライバーとして夢のようなことだ。チームのリストに名前が加わることは僕にとって素晴らしい経験になるだろう」とコメント。

「F1やインディなど、豊富な経験を持つファン(・パブロ・モントーヤ)と一緒に仕事をする機会を得て、とても興奮している。忙しくなることが予想されるオフシーズンが楽しみだし、来年のデイトナでは最初から強さをみせるつもりだよ」