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宮藤官九郎脚本ドラマ『監獄のお姫さま』に伊勢谷友介 「最悪」の社長役

2017年08月16日 11:11  CINRA.NET

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宮藤官九郎
宮藤官九郎脚本の連続ドラマ『監獄のお姫さま』の追加キャストが発表された。

『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』などが放送されたTBSの火曜ドラマ枠で放送される『監獄のお姫さま』は、女子刑務所を舞台にした群像劇。罪を犯した5人の女たちと罪を憎む女性刑務官が、服役している女の1人の冤罪を晴らすために復讐計画を企てるというあらすじだ。これまでに5人の囚人役に小泉今日子、森下愛子、菅野美穂、坂井真紀、夏帆、彼女たちを見守る刑務官役に満島ひかりがキャスティングされていることが明らかになっていた。

今回出演が明らかになったのは伊勢谷友介、猫背椿、塚本高史、池田成志。伊勢谷友介は小泉今日子演じる馬場カヨらの復讐のターゲットとなって誘拐される大企業の社長・板橋吾郎役を演じる。伊勢谷友介が民放の連続ドラマに出演するのは今回が初めて。また猫背椿はカヨらと同じ雑居房の受刑者・小島悠里役、塚本高史は検事・長谷川信彦役、池田成志は女子刑務所所長・護摩はじめ役をそれぞれ演じる。

伊勢谷友介は初めて民放の連続ドラマに出演することについて「中々新しい刺激って無いものですが、今まで民放で連続ドラマをやらせていただいたことがなかったので、逆に今までにない不安を感じている、そんなことを感じられるのも今回連ドラをやらせていただくからこそだと思ってます」とコメント。また自身の役どころについては「言うなれば“世の中で最悪の人”を演じさせていただきます。民放初の連続ドラマですのでちょっとはいい人の役でもよかったかなと思いつつも、現在41歳で悪者顔しているのでおそらくハマるのではないかと思います(笑)」と語っている。

脚本を手掛ける宮藤官九郎は伊勢谷友介が演じる板橋吾郎のキャラクターが生まれた経緯について「伊勢谷さんに声をかけさせて頂いた理由は“異物感”です」「男子禁制の空間で女がなんの話をしているかと言えば、そりゃ男の話。彼女たちにとっては男=非現実。異物。だったら非現実的な男がいい。異物感が大事だ。いろんなタイプの男性をちょこちょこ出すのは面倒くさい。何もかも手に入れ、全て兼ね備えた、スーパーな男性が一人いればいい」と説明。

また伊勢谷友介のキャスティングについては「イケメン社長・板橋吾郎は、ギラギラした出世欲と野心の塊、言わば“美し過ぎる悪”。これまで自分のドラマには出て来ないキャラクターです。だったら、一度も仕事したことない人が良いだろうと考え、伊勢谷さんにオファーしました。そしたら、俺のドラマどころか、民放連続ドラマ自体が初めてだという。童貞好きの自分としては願ってもない情報です。俄然、楽しみになってきました」とのコメントを寄せている。