ダニール・クビアトは、トロロッソでの不調な2017年前半シーズンを終え、シーズン後半ではよい結果を狙っている。
7戦でトップ10入りを果たしたチームメイトのカルロス・サインツJr.はハンガリーGP終了時点で35点を獲得、いっぽうのクビアトは開幕戦オーストラリアと第5戦スペインによる入賞でわずか4点しか獲得していない。
また度重なるペナルティでクビアトにはあと2ポイントで出場停止となる累積ペナルティポイントが科されている。
クビアトはスチュワードによるしつこい詮索に苛立ちつつも、これまで起きた技術的な問題やマイナートラブルなども自身の努力が台無しになっていた原因だと考えている。
「シーズン開幕はかなり前途有望だった」とクビアトは以下のように続けた。
「僕らには有望な週末がたくさんあったけど、最大限の結果を得ることができなかった」
「最初のラップでテクニカルトラブルが発生したことが2回あって、ポイントを獲得することができなかった。他にもマイナーなトラブルがあちこち何度も起きて、大きくタイムをロスしてしまった」
「だけど、そんな状況でも我慢するしかない。遅かれ早かれ、結果は出る。僕らに必要な材料はすべて揃っている」
「僕は自分の仕事を続けるだけだ。クリーンな土日を過ごすようにすれば、結果はそこにあるはずだ」
「すべてを制御し自分の仕事に満足して、楽しむ必要がある」
クビアトは8月末に開催されるベルギーGPのスパで自身のパフォーマンスを向上させることを決意している。ポイントを獲得し来季のトロロッソとの契約更新を手にする必要があるのだ。
「スパでは自分の力を見せるチャンスがあると信じている」
「モンツァでは直線での高速なトップスピードが必要だから僕らでは厳しくなるだろう。でも、その後のシンガポール、日本、マレーシア、それらすべてのサーキットで競争力があるはずだ」
「僕らのマシンは、いくつかの高速コーナーがある低速サーキットでのブレーキングが得意なんだ」
「僕らはマシンを改良し続けるけど、ライバルたちも同じく進歩している。どこのサーキットでもチャンスはあるけど、すべてのレースは新しい挑戦なんだ」