モンスターエナジーNASCARカップは8月13日、第23戦ミシガンが行われ、カイル・ラーソン(シボレーSS)が2017年シーズン3勝目を手にした。
200周で争われた決勝レースでは、196周目にマイケル・マクドウェル(シボレーSS)らがスピンしたためイエローコーションとなり、レースは延長戦“オーバータイム”へ突入する。
迎えたリスタート、アウト側2番手からスタートしたラーソンは、前を走るマーティン・トゥルーエクスJr.とエリック・ジョーンズのトヨタ・カムリをかき分け、ターン1でトップに躍り出た。
ラーソンの後方にはトゥルーエクスJr.が続いたが、オーバーテイクはできず。ラスト2周でトップに浮上したラーソンがカップシリーズ通算4勝目を手にした。
「文字通り、奪い取った勝ち星だ」とラーソン。
「これまでの3勝はトラック上で最速のマシンを手にしているという実感があるなかで挙げたものだった。ただ、今日はマシンのフィーリングは良くなく、トップ10にも食い込めないと思っていた」
「こういった形で勝利を手にできて、本当にうれしいよ」
2位に終わったトゥルーエクスJr.は「タイヤが冷えてしまい、リスタートでタイヤがスピンしてしまった」と悔しさをにじませた。3位にはジョーンズが続き、ファニチャー・ロー・レーシングがツー・スリー・フィニッシュを飾っている。
モンスターエナジーNASCARカップ第24戦は8月19日、テネシー州のブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。