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F1シリコンバレーGPの計画が明らかに。カリフォルニアに新サーキット建設か

2017年08月15日 10:02  AUTOSPORT web

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2016年F1アメリカGP グリッドガール
米国カリフォルニア州のシリコンバレーの中心部にF1を招致するという計画が立ち上がり、現地の自治体からは前向きな反応を得ているようだ。

 サンフランシスコのすぐ南に位置するサン・ファン・バウティスタの街に“モーター&テクノロジー・センター・オブ・エクセレンス”という550エーカーに及ぶ施設を建設する計画があり、“シリコンバレーF1グランプリ”の招致も視野に入っている。 

 このアイデアを推進しているのは現地の起業家ウイリアムズ・ヤオと彼の企業WY2Mだ。敷地内にはレースコース、コンベンションセンター、飲食店、高級コンドミニアム、ホテル、また高級品店やブティックなどの建設が検討されている。

「この会場は、レースカーの美と洗練から絶え間なく進化するテクノロジーに到るまで、イノベーションの中核となるだろう。レースとテクノロジー産業双方がシームレスな体験を提供する」とウイリアムズ・ヤオは述べた。

 ヤオは最高水準のレーシング施設を創り上げるために、F1ではおなじみのふたりの専門家を迎えたと語った。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の元プロモーターのタボ・ヘルムンド、および長年F1サーキットの建設に携わってきたデザイナーのヘルマン・ティルケである。

「我々のハイライトイベント、シリコンバレーF1グランプリにおいて、F1のスペクタクルな面を活用して、自動車のイノベーションをファンが身近に体験するための試みを行うことになるだろう」

「電気自動車から自動運転車まで、最新のテクノロジーをすべて紹介し、世界の注目を引く第二の体験も提供する」

「タボ・ヘルムンドとティルケのふたりを迎えて、このプロジェクトの準備と順序立てを完全に行うことができた」

「コース全体にわたって構成をニーズに合わせて簡単に変更できるし、複数の併設イベントの開催が可能だ」

 しかしこの野心的なプロジェクトはまだ初期段階にあり、企画委員会と郡からの認定と許可を必要としている。

 また、プロジェクトの資金調達の状況は明らかになっておらず、F1首脳陣からどのような反応を得ているのかも分かっていない。