中上がオーストリアGPを6位でゴール
パウィは17位で完走
2017年8月13日(日)Rd.11 オーストリアGP
レッドブルリンク・サーキット
コンディション:ドライ
気温:21℃ 路面:33℃
全25周で争われた第11戦オーストリアGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が着々と順位を上げて、6位フィニッシュを果たしました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、17位で完走を果たしました。
現地時間午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートした決勝レースを、中上は4列目12番グリッドからスタートしました。
開始直後の1コーナーでは目の前で複数台が絡む転倒が発生し、前方との差が少し開いてしまいましたが、中上は周回ごとにその距離を冷静に縮めてゆき、順位を少しずつ上げていきました。最後は6位でチェッカーを受け、10ポイントを獲得しました。
11列目31番グリッドスタートのパウィは、スタートを成功させて1周目に19番手までポジションをジャンプアップ。その後も最後まで安定したペースで走り続け、ポイント圏内まであとふたつという位置まで追い上げて、チェッカーフラッグを受けました。
第12戦イギリスGPは、8月25日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は現地時間午前10時55分(日本時間午後6時55分)にスタートします。
中上貴晶(6位/37'48.197/+8.827)
「スタート直後の1コーナーでは混乱がありましたが、巻き込まれずにクリアできて、その後は最後まで安定したラップタイムで攻め続けました。厳しいレースウイークでしたが、いいレースをできたと思います」
「今回のレースウイークで確実に自分の走りが戻ってきた手応えがあるので、次戦のシルバーストーンでは再び表彰台争いをできるように、思いきり力を発揮したいです」
カイルール・イダム・パウィ(17位/38'13.301/+33.931)
「今朝のウォームアップでバイクの微調整を行い、フロントのフィーリングがかなりよくなりました。もう少し早い段階でこれを見つけられていれば、もっといい結果も期待できたと思いますが、状況に対応してゆくための経験を積むことができたので、今週もとてもいい勉強になりました。次のレースでも、さらにがんばります」
岡田忠之-チーム監督
「中上は、トップグループを追い上げるところまではいきませんでしたが、スタート位置を考えればいいペースで走ることができて、いい内容のレースになりました。前戦の苦戦から抜け出て、ようやく彼本来の走りが甦ってきました」
「パウィは、決勝レースでウイークの自己ベストタイムを更新しました。そのベストタイムに近いところでアベレージタイムを刻めていたので、収穫が多く今後に繋がるレースウイークになりました」