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NASCAR:シボレー、2018年カップシリーズ投入のカマロZL1カップカーをお披露目

2017年08月14日 12:52  AUTOSPORT web

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シボレーが公開したカップカーのカマロZL1
モンスターエナジーNASCARカップに参戦しているシボレーは、2018年のカップシリーズに投入するカマロZL1ベースのカップカーを公開した。

 NASCARに『ジェネレーション6』と呼ばれる新シャシーが投入された2013年から、シボレーはSSでカップシリーズを戦い、これまで71勝を挙げている。

 2013年の投入以降、シボレーはマシンに主だった改修は施してこなかったほか、2017年限りで市販車のSSが生産終了となるため、新たに新型カマロをベースとしたカップカーを投入することとなった。

「シボレーとカマロ、そしてZL1は、サーキットでも一般道でも“勝利”を象徴するようなブランドだ」と語るのはゼネラルモーターズのマーク・ロイス上級副社長。

「来年からNASCARカップシリーズでカマロを走らせることに興奮しているし、ドライバーやチーム、ファンたちも同じ気持ちだろう」

 シボレーの開発部隊は、カマロベースのカップカーを製作する上で、風洞実験のデータなどを活用し、市販車モデルの外観を維持しながら空力パフォーマンスを追求していったという。

 チップ・ガナッシ・レーシングでシボレーSSを走らせているカイル・ラーソンは「今年、新型マシンを投入したトヨタ勢は、マシンに馴染むまで1カ月程度の時間がかかっていたが、僕たちはもっと少ない時間でパフォーマンスを引き出したいね」と語る。

「トヨタ勢は強力なライバルだから、足踏みしている暇はない。走り出しから高い競争力を発揮する必要がある」

 また、おなじくシボレー陣営のジミー・ジョンソンも「エンジニアにマシンを刷新するチャンスが与えられ、ベースマシンが伝統あるカマロになった時から、僕たちは高い期待を寄せてきたし、今のマシンより速くなることは確実だよ」とマシンへの期待を語った。