スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月10日、タイの首都バンコクで10月7~8日に同国で開催する第7戦に関する共同記者会見を行った。
今年はシリーズ第7戦に組みこまれているスーパーGTのタイラウンド。2014年に初開催され、今年で4回目の開催となる。舞台となるのは、タイ東北部のブリーラム県にあるチャン・インターナショナル・サーキットだ。
バンコクのプルマン・バンコク・キング・パワーで開催された会見には、GTAの坂東正明代表とサーキットのプレジデントを務めるネウィン・チドチョプ氏のほか、9月2~3日に行われるTCRインターナショナル・シリーズをPRするため、シリーズのコミュニケーションディレクターを務めるファビオ・ラビオリ氏などが出席した。
会見冒頭、ネウィン氏は「TCR、スーパーGTともにFIAのインターナショナルシリーズであり、スーパーGTとはサーキットのこけら落としとして、ともに歩んできた」とコメントした。
「スーパーGTには過去3年間、タイのチームがワイルドカードとして参戦していたが、今年はPANTHER TEAMがシリーズで参戦しており、このことがタイのチームの発展につながると信じている」
「今年からタイスポーツ局(SAT)が支援してくれることになった。政府機関として、SAT及び観光局が関わってきたということはタイのモータースポーツが発展していることを示しているし、今までの私たちの努力は無駄ではなかったと信じている」
この会見にはタイのテレビ局15社をはじめ、メディアが70媒体、約120名が集まり、タイ国内でもスーパーGTへの関心が高まっている様子を伺わせた。
会見後にはメディアを交えたディナートークも行われ、坂東代表は「今年でスーパーGT開催4年目を迎えますが、ブリ―ラムが年々発展している様子を、私たちは目の当たりにしています」と述べた。
「ここにサーキットができたことによって、外国からの来訪者も増えていることは明らかでしょうし、地域の活性化も結びついていることがわかります。私たちもスーパーGT開催を通して、この地域の発展により貢献できれば、とてもうれしく思います」
また、サーキットのマネージング・ダイレクターを務めるタナイシリ・チャンビタヤロン氏はスーパーGTのタイ国内シリーズ立ち上げについて「坂東さんに相談している」とコメント。GTAとともに新たな取り組みを行っていると明らかにしている。