マツダUSAは8月10日、世界各地で開催されているMX-5(日本名:マツダ・ロードスター)によるワンメイクレース『グローバルMX-5カップ』の各国成績上位者を集め、世界一を決定する『2017グローバルMX-5カップ チャレンジ』の開催概要を発表した。
2017年から日本でも開催されているグローバルMX-5カップは、北米で1年先行してスタート。昨年9月にはマツダスピードウェイ・ラグナセカを舞台に地元アメリカの精鋭に加え、イギリス、ドイツ、スウェーデンのほかオーストラリア、日本などから合計19名のドライバーを集めたエキシビンションレースが行われた。
世界一決定戦の“本戦”となる今年度の大会も、昨年と同様にラグナセカでの開催となり、10月12日(木)~14日(土)の期間中に行われる2回の45分間レースによる獲得ポイント数で世界一のMX-5レーサーを決定する。
大会の優勝賞金は7万5000ドル(約825万円)で、2位の2万5000ドル(約275万円)と3位1万ドル(約110万円)の賞金を合わせた賞金総額は11万ドル(約1210万円)にのぼる。
マツダUSAモータースポーツのビジネス開発マネージャーのデイビッド・クック氏は、世界各地に広がったグローバルMX-5カップならびにグローバルMX-5カップ チャレンジについて次のように語った。
「マツダMX-5レースは、グラスルーツからプロフェッショナルレベルまで、刺激的なレースとして知られています。グローバルMX-5カップ チャレンジを世界のワンメイクレースの頂点に据えることが私たちの狙いです」
「2016年の招待レースは、このレースの素晴らしさについて、メディアを通じて世界に知らしめるべく、まずはキックオフすることを最優先しました。いまや、世界のトップレーサーが誰でも私たちのグローバルMX-5カップに参加できるということを知らせる時なのです」
グローバルMX-5カップ チャレンジへの参加条件はインディカー・シリーズが発給するMX-5カップラインセンスを有する者で、日本からの参加ドライバーは『2017グローバルMX-5カップ ジャパン』グローバルクラスのシリーズチャンピオン1名と、同クラスで最上位を獲得したメディア枠参加ドライバー1名の計2名となっている。
現在、日本のシリーズ戦では今村大輔、吉田綜一郎、山野哲也の3人が初代チャンピオンを争っていることから、このなかのひとりがラグナセカで行われる世界一決定戦に挑戦することになる。