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永瀬正敏や甲本ヒロトら、ザ・ストゥージズのドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』にコメント

2017年08月10日 18:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 ジム・ジャームッシュ監督がザ・ストゥージズを追ったドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』に、永瀬正敏や甲本ヒロトら著名人が絶賛コメントを寄せた。


参考:ジム・ジャームッシュ×ザ・ストゥージズ『ギミー・デンジャー』予告編 永瀬正敏がナレーション


 本作は、デヴィッド・ボウイが「愛さずにはいられない」と言った“ロックの化身”イギー・ポップ率いるザ・ストゥージズのドキュメンタリー。イギー・ポップを軸に、メンバーや近しい関係者のインタビュー、そして新たに発見された貴重な映像や写真とともに、ザ・ストゥージズの真実を明らかにしていく。


 このたび公開されたコメントは、ザ・ストゥージズの大ファンを公言し、予告編ではナレーションも務めた永瀬正敏をはじめ、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト、シーナ&ロケッツの鮎川誠など、多数のアーティストたち。一足早く作品を鑑賞した感想を、思い思いに述べている。


■著名人コメント一覧


【永瀬正敏/俳優】
“ジム・ジャームッシュ×イギー・ポップ&ストゥージズ”その組合せを聞いただけでもワクワクしたが、観終わった今もその胸の高まりがおさまらない! 最高!!


【甲本ヒロト/ザ・クロマニヨンズ】
淫力魔人大暴走!! 愚者がタンクでやってくる!! ギ!! ギ!! ギ!! ギャオー!!!


【オカモトショウ/OKAMOTO’S】
正直な話、泣いてしまうとは思わなかった。 OKAMOTO’Sは「T.V. Eye」と「1969」をレパートリーにしていました。 自分達も、あのラストシーンに登場するキッズの1人です。素晴らしい映画!


【志磨遼平/ドレスコーズ】
21歳のある日、床が揺れるほどの爆音で“Shake Appeal” が突然スピーカーから流れ始めた。 すぐに「これで人生が変わる」と直感した。まさしくそのとおりになった イギーがストゥージズを語り、それをジャームッシュが撮る。これでまた誰かの人生が変わる。


【中村達也/ドラマー】
2003年、渋公でストゥージズのライブを見た。その時に得た感動よりも、スクリーンに映る2003年ザ・ストゥージズ復活!のシーンに身震いを感じた。そして忘れていたことを思い出したのだ。若い自分の薬指に「IGGY POP FOREVER」と自ら彫ったことを。GIMME DANGER!! 怒りと絶望をおれに喰わせろ。


【皆川猿時・港カヲル/俳優・グループ魂】
皆川猿時も港カヲルも「ほんとバカだなぁ」とか「頭おかしいんじゃないのぉ」って感じを目指しているんです。 たぶん、イギー・ポップ先輩の影響だと思うんです。がんばります(ハート)


【鮎川誠/シーナ&ロケッツ】
イギーは音楽家を搾取するミュージックビジネスにはしっぽを振らず、生き抜いてきた。 そして凄いのは今もあのロックをやっていることだ。『ギミー・デンジャー』にはクールで気高いロックをやっているイギーがありのままに描かれている。 ロックは自由だというルールを作った男の生き方とロックのやり方がリアルに熱く伝わってくる。今からでも間に合うぜ。


【奈良美智/美術家】
すべてがハキダメの鶴みたいに新鮮で、心が躍って飛び立とうとする。彼らは彼らのままで登場して、彼らのままで去っていく。生ける伝説だけが汗まみれの芳香を静かに放っている。


【セイジ/ギターウルフ】
まるでケモノ! 1998年のフジロックで、いきなりステージに現れたイギーのオーラに驚愕した。そして今年7月、ギターウルフはサンフランシスコ郊外で行われたロックフェスでイギーと共演という幸運を得た。陽が落ちた頃、客の興奮と共に70歳のイギーが登場した。あれから20年が経つ、しかしやはりすごかった。ムキムキの身体に客席ダイブ! なんだこのじじい! とにかくイギーは桁が違う。


【Atsuo/Boris】
Jimのまなざしがその存在を克明に描く。歴史へ楔を打ち、血脈を残す。Rockが未だ革新を促す音楽だと信じているし、俺たちがそれを証明している。Iggy& The Stoogesの血を受け継いで。


【百々和宏/MO’SOME TONEBENDER】
ストゥージズに美談なんか一つもありゃしない。地元デトロイトの工場が発する騒音にインスパイアされたサウンドだ、ソイツを聴き続けたワタシは騒音難聴だ。ズタボロの物語をウイット満載で回想するイギー、最高!


【小島秀夫/ゲームクリエイター】
“音楽が人生である”という“ストゥージズ(愚か者)”なら、観るべき映画だ。 イギー・ポップやジム・ジャームッシュを知らなくても、愚か者たちの人生に圧倒される。 そして、真の“ストゥージズ”ファンであるなら、“英雄たちの人生“の反芻に涙するだろう。


(リアルサウンド編集部)