MotoGP第11戦オーストリアGPの開幕前に、チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスが意気込みを語った。
■アンドレア・イアンノーネ(MotoGPクラスランキング16位)
前戦チェコGPではマシン乗り換えのためピットインした際に、ピットアウトしようとしたアレックス・デ・アンジェリスとの接触を避けようとしてピットロードで転倒、ノーポイントに終わってしまったアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。
レッドブルリンクは昨年、MotoGPクラスで初優勝を飾ったコース。不振を払拭できるかに期待がかかる。
「ブルノのレースで起こった不運をできるだけ早く忘れたい。月曜日に行なったテストはこの助けとなった。テストでは建設的な仕事ができ、オーストリアに向けて助けとなる解決策を見つけることができた。セットアップの改良により、GSX-RRへの信頼感が高まり、ラップタイムの面でも有利に働いた」
「テストでのポジティブなフィーリングで、オーストリアの連戦を迎えることはいいことだ。レッドブルリンクは魅力的なコースで、僕にとってはMotoGPクラスで初優勝したコースであり、特別な感動がある場所だ。今年もポジティブなレースをするために、よりいっそうプッシュしたい」
■アレックス・リンス(MotoGPクラスランキング21位)
チェコGPでは11位に入賞し、ケガからの復帰後、初めてポイントを獲得したアレックス・リンス(スズキ)。レース後のオフィシャルテストでもさまざまなテストプログラムにトライし、本来の走りに取り戻しつつある。
昨年のMoto2クラスでは3位入賞しており、MotoGPマシンで初走行となるレッドブルリンクでどんな走りを見せるか。
「ブルノのレースの翌日にテストを行ない、重要な一歩を踏み出すことができたと信じている。テストの結果とチームと共に行なった仕事にとても満足している。僕たちは忍耐強く、ステップバイステップで目標の場所に到達するために努力しなければならない」
「それは時間がかかると思うが、正しい道だと思っている。レッドブルリンクでGSX-RRを試してみたい。去年、レッドブルリンクで初めてレースをし、Moto2クラスではすばらしい思い出を持っている」