MotoGP第11戦オーストリアGPの開幕前に、ドゥカティ・チームのホルへ・ロレンソとアンドレア・ドビジオーゾがレースに向けた意気込みを語った。
■アンドレア・ドビジオーゾ(MotoGPクラスランキング3位)
前戦チェコGPでは6位に終わったものの、ポイントランキング3位をキープしているアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)。ランキング4位のロッシとの差は1ポイントとなった。
ドビジオーゾは2016年のオーストリアGPで、予選3番手のフロントロウからスタートして2位入賞を果たした。ドゥカティがワンツーフィニッシュを飾ったことから考えても、今レースの有力候補のひとりだ。また、次戦オーストリアGPは、ドビジオーゾにとってグランプリ通算250戦目という節目のレースでもある。
「2016年の結果を考えれば僕たちは有力候補だが、2017年は状況が違う。ウイングレットなしでは、(2016年と)同じスピードを見つけるのは簡単じゃない。ブルノの結果は期待どおりではなくて、チャンピオンシップ争いでは多くのポイントを失ってしまったけど、全体的に(先週末の)パフォーマンスには満足しているよ」
「月曜のテストで新しいカウルを試してフィーリングはよかったから、この(オーストリアGPの)レースに自信がある。週末のスタートから戦闘的になれるはずだ」
■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング10位)
前戦チェコGPではニューカウルなどを投入して巻き返しを図ったものの、フラッグtoフラッグのレースとなったことで15位に終わってしまったホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。2016年のオーストリアGPでは3位表彰台を獲得した。ドゥカティとの相性がいいコースで2017年シーズン2度目の表彰台を獲得できるか。
「数日前にブルノで起きてしまったことを考える時間があまりなかったけど、僕たちにとって教訓は最も重要なことだ。チームとして同じ情熱を持って取り組み続けようと思う。月曜のテストはポジティブだった。セットアップに関して、速く走るために役立つだろういくつかの解決策が見つかったんだ」
「僕たちはコースに対して完璧に適応する。ブルノで得た感触をもう一度見つけることがとても重要で、最初のセッションから戦闘力を証明しよう。新型カウルにとてもいいフィーリングがあり、パフォーマンスを確認する絶好のチャンスだ」