伊藤潤二作品のアニメ化に関する続報が発表された。
今回のアニメ化プロジェクトでは、『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』を原作に2018年冬からテレビアニメとして放送。監督・キャラクターデザインは『DIABOLIK LOVERS』第1期の監督を務めた田頭しのぶ、アニメーション制作はスタジオディーンが担当する。
続報の発表とあわせてティザーサイトと、田頭しのぶ監督によるコンセプトイメージイラストが公開。田頭しのぶはアニメ化にあたり、「夢が目標に代わり、そして奇跡が起こりました。10代の頃から恋い焦がれた漫画を、私自身の手でアニメーションに出来る事になりました。もう、ずっと前からアニメーションにするなら何をどうするか、色々想像を巡らせていました。それが現実になるなんて本当に私は幸せ者です」と喜びのコメントを寄せている。
また原作者の伊藤潤二は「監督のコンセプトイメージを拝見しましたが、とても素晴らしく、原作を愛してくださっていることが伝わってきました。早く完成したアニメを見たくて、今からうずうずしています。皆様もどうぞお楽しみに!」と呼びかけている。
なおアニメ化を記念して、朝日新聞出版の漫画サイト「ソノラマ+」では8月末まで伊藤潤二作品を毎日無料配信中だ。
■田頭しのぶ監督のコメント
夢が目標に代わり、そして奇跡が起こりました。
10代の頃から恋い焦がれた漫画を、私自身の手でアニメーションに出来る事になりました。
もう、ずっと前からアニメーションにするなら何をどうするか、色々想像を巡らせていました。
それが現実になるなんて本当に私は幸せ者です。
力を貸してくださった皆様、本当にありがとうございます。
これから関わるアニメのスタッフの皆様、本当に宜しくお願いします。
そして、アニメを楽しみにしてくださっている原作ファンの皆様、応援宜しくお願い致します。
伊藤潤二先生が、作品に込めた情熱や想いをアニメにも引き継いで、素敵なホラー作品を創れるように精進していきたいと思います。
■伊藤潤二のコメント
このたび私のホラーマンガがTVアニメになるという、夢のような事態が発生いたしました。
子供のころ、私は楳図かずお先生や古賀新一先生、日野日出志先生の作品がアニメにならないかと夢想して、日野先生のある作品のハイライト部分の一瞬をパラパラ漫画にしたことさえあります。
田頭しのぶ監督は、あの頃の私のような気持ちで、今回の企画を立ててくださったのだなあと思います。
監督のコンセプトイメージを拝見しましたが、とても素晴らしく、原作を愛してくださっていることが伝わってきました。
早く完成したアニメを見たくて、今からうずうずしています。皆様もどうぞお楽しみに!
最後になりますが、この夢のような企画を立ててくださった田頭しのぶ監督をはじめ、企画実現にご尽力くださった製作委員会の皆様方に、心から感謝申し上げます!