MotoGP第11戦オーストリアGPの開幕前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。
■マルク・マルケス(MotoGPクラスランキング1位)
前戦チェコGPでシーズン3勝目をマーク、ランキングトップをキープし、2番手以下にポイント差を広げることに成功したマルク・マルケス(ホンダ)。
昨年のオーストリアGPでは予選5位、決勝5位とトップ争いに加わることができなかったが、ドイツGP、チェコGPと2連勝を飾り、チェコGP後のテストでも順調に調整を進めていた。3連勝を達成し、チャンピオンシップのリードを一気に広げることができるか、注目が集まる。
「レッドブルリンクは昨年のレースではかなり苦労したサーキットだが、今年は違う展開になることを望んでいる。前戦のブルノも以前はチャレンジングなコースだったが、最終的には素晴らしい結果で終わることができたので、オーストリアに向けてもポジティブだ」
「レース後のオフィシャルテストでは、次のレースを想定してマシンのセットアップをいくつか試すことができた。もちろんブレーキングの安定性の改善が必要だが、いつものようにいい妥協点を見出すことができると思う」
「オーストリアGPはスポンサーの一つであるレッドブルのコースなので、いい結果を得て、チャンピオンシップにとっても重要なポイントを得るためにベストをつくしたい」
■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラスランキング5位)
前戦チェコGPで2位表彰台に立ったダニ・ペドロサ(ホンダ)はランキング5位をキープ。昨年のオーストリアGPではフリー走行初日で転倒し、予選は12番手に止まったが、決勝では追い上げて7位でフィニッシュした。
「レッドブルリンクは新しいサーキットで、まだ一度しかレースをしていないので、このコースに対する経験はあまり多くない。昨年はいいマシンセットアップを見つけることに苦労したが、今年は結果を残せると思う」
「前戦の終了後、ブルノでいいテストができた。オーストリアでは明確な計画を立てて、全てのセッションに臨みたい。今回も天気を考慮しなければならないので、全てのコンディションに対応できるように準備し、この勢いをキープすることができるように集中して臨みたい」