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K2 R&D LEON RACING 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

2017年08月10日 11:12  AUTOSPORT web

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K2 R&D LEON RACING 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート
2017 AUTOBACS SUPER GT
Round.5 IN FUJI 300km RACE

痛恨のミス…ノーポイントに終わる。
8/5(土)公式練習8:50~
天候:曇り 路面:ドライ 気温:28℃ 路温:31℃
 前戦の菅生から2週間のインターバルを挟み、迎えた夏の連戦の中盤戦、第5戦富士。シリーズも後半戦に突入し、ここまで着実にポイントを積み重ねてきているLEON CVSTOS AMGは54kgのハンディウエイトを積み今大会に挑む。

 大型台風の接近中ではあったが、厚い雲に覆われるだけで雨は降ることなく迎えた練習走行。車のバランス、タイヤの確認とメニューを順調にこなし、これまでの好調を維持しながら午後の予選へと備える。

 練習走行終了間際に赤旗で走行が中断されてしまい、最終確認までは出来なかったが8番手で練習走行を終えた。

公式予選 Q1-14:35~ Q2-15:20~
天候:曇り/晴れ 路面:ドライ 気温:28℃ 路温:35℃
 Q1を担当するのは、蒲生選手。なるべくクリアな状況でアタックが出来る場所を見計り、コースイン。慎重にタイヤを温め、前後の車両との距離を調整しながらアタックに備える。

 しかし、アタックラップの中盤でトラフィックに引っかかってしまい仕切り直しとなってしまった。予定とは異なるラップでのアタックとなり、全てが完璧ではなかったものの、2番手となる1分38秒340のタイムを叩き出しQ2に駒を進め、黒澤選手に繋いだ。

 Q2を託されたのは、黒澤選手。セッション開始と同時にコースインし、タイヤに熱を入れる。Q2はQ1に比べ台数が少ないため、比較的クリアな状態でアタックに臨めるが油断はできない。

 2周、3周と周回を重ね5周目にアタックに入ると、1分38秒203を叩き出し2番手に。その後、ライバル達がベストタイムを更新し、2台に抜かれてしまうが、4番手で予選を終えた。明日の決勝はセカンドローからのスタートとなった。

8/6(日)決勝15:25~
天候:曇り/晴れ 路面:ドライ 気温:29℃ 路温:38℃
 台風の影響で雲は多いが、時折夏らしい強い日差しが照りつけた決勝日。20分間のウォームアップでは、マシン・タイヤの最終確認、ピットワークのシミュレーションなどを行い決勝へ向けての準備を整えた。

 通常のレースより1時間ほどスタート時間が遅いが、うだるような暑さ。スタートドライバーは黒澤選手に託された。

 パレードラップ、フォメーションラップを各1周ずつ行い、500・300クラス共にスタートを切る。LEON CVSTOS AMGはスタート直後の1コーナーでアウトに膨らんでしまい、何とかコースには留まったもののイン側にいたマシンと接触し順位を落としてしまい、オープニングラップを8番手で戻ってくる。

 スタートでのミスを挽回すべくトップ集団を猛追している最中、11周目にオープニングラップでの接触によりドライビングスルーペナルティーが提示されてしまう。12周目にペナルティーを消化し、コースに復帰するも28番手まで順位を落としてしまう。

 だがレースは始まったばかり、LEON CVSTOS AMGは周回を重ねるごとにポジションを着実に上げていき22周目辺りからは各車ピットインし始める中、少しでも前を走るマシンとのギャップを縮める為ベストタイムを更新しながら周回を重ねる。

 LEON CVSTOS AMGは35周目にピットイン。

 蒲生選手にドライバー交代し、迅速なピット作業で23番手でコースに戻る。レースは残り約半分、タイヤマネジメントをしながら、蒲生選手の反撃が始まる。

 46周目に1分39秒689のファステストラップを出し、その後も全体より1~2秒速いペースで前を走るマシンを追う。他車のリタイアなどもあり、残り5周目の時点で13番手を走行するも、反撃もここまで。13位でチェッカーを受け、ノーポイントに終わる。

 次戦鈴鹿は1000kmレースと長丁場。ポイントも通常よりも多く、大量ポイントを獲得出来るチャンスを掴みとりたい。

レースを終えて
溝田監督
 スタートでのミスが全てです。リタイヤになってしまった#3には、大変申し訳無いと思っております。

 ドライブスルーペナルティーを消化した後、28番手まで順位を下げましたが13番手まで、順位を上げられた事と2戦連続でファステストラップを獲れた事はチームとして、ポジティブ要素でした。このまま速さを維持して、鈴鹿1000kmに臨みたいと思います。

黒澤選手
 ここ数戦のレースは持ち込みから車のバランスも良く、予選に向けても大きな変更をすることなく走れました。決勝では私のスタートでのミスにより、接触した3号車がリタイヤしてしまい、申し訳なく思っており接触によるペナルティでレースを台無しにしてしまった事を応援して頂いてる皆様に向けても大変申し訳なく思っております。鈴鹿では富士でとり逃した分、優勝を狙って行きます!

蒲生選手
 予選までは順調でしたが、決勝ではちょっとうまくいかなかったです。でも今回のレースも決勝のペースは悪くなかったですしタイヤとマシンの相性も良くなってきてるので、次の鈴鹿も頑張ります。