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劇団☆新感線『髑髏城の七人』月は2チーム制 福士蒼汰&宮野真守が主演

2017年08月10日 10:21  CINRA.NET

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左から福士蒼汰、宮野真守
劇団☆新感線の舞台『「髑髏城の七人」Season月』が、11月23日から東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で上演される。

3月にオープンしたIHIステージアラウンドのこけら落とし公演として、代表作『髑髏城の七人』を「花鳥風月」の4シーズンに分けて連続上演している劇団☆新感線。現在、阿部サダヲ、森山未來、早乙女太一らが出演する「Season鳥」が上演されており、9月15日からは松山ケンイチ、向井理らが共演する「Season風」が上演される。

第4弾公演となる「Season月」では、異なるキャストで構成される「上弦の月」「下弦の月」の2チームが交互に上演を行なう。「上弦の月」では主人公の捨之介役を初舞台となる福士蒼汰、天魔王役を現在「Season鳥」で蘭兵衛役を演じている早乙女太一、蘭兵衛役を三浦翔平、兵庫役を須賀健太、極楽太夫役を高田聖子、狸穴二郎衛門役を渡辺いっけいが演じるほか、これまで「沙霧」の役名で演じられてきた役が「霧丸」となり、平間壮一が演じる。

「下弦の月」で捨之介役を演じるのは声優としても活動する宮野真守。天魔王役を鈴木拡樹、蘭兵衛役を廣瀬智紀、兵庫役を木村了、霧丸役を松岡広大、極楽太夫役を羽野晶紀、狸穴二郎衛門役を千葉哲也が演じる。羽野晶紀は1990年の初演時に同役を演じており、劇団☆新感線の本公演に出演するのは約17年ぶりとなる。

史上最年少で捨之介役を演じる福士蒼汰は同公演への出演にあたり、「自分が生まれる前から上演されている『髑髏城の七人』の捨之介を演じるのはとても不思議な気がしますが、期待に胸が膨らみます」と語っているほか、「中島かずきさんはデビュー当時(仮面ライダーフォーゼ)からずっと見守ってくださっているので、自分自身の初舞台でまたご一緒できることは本当に心強いです」とコメント。

宮野真守は「僕にとって間違いなくとてつもなく巨大な戦いになると思うので、そこに立ち向かっている姿を皆様にぜひ観ていただきたいですし、観に来てくださった皆様をあっと驚かせるような表現をして楽しんで帰っていただけるように頑張ります」と意気込みを明かしている。

同公演のチケット発売日は、11月23日から12月29日までの前期が10月1日10:00、2018年1月3日以降の後期が11月26日10:00となる。さらに「花鳥風月」の4シーズン終了後、2018年3月下旬から『「髑髏城の七人」Season極』が上演されることも決定。詳細は後日発表される。

■福士蒼汰のコメント
自分が生まれる前から上演されている『髑髏城の七人』の捨之介を演じるのはとても不思議な気がしますが、期待に胸が膨らみます。客席が回転する劇場は、役者の動きと同時に客席が周ることでより一層役者の心情に寄り添えるような、不思議な感覚でした。
“花・鳥・風・月”と、同じ役を複数で演じる中の一人というのはなかなか経験出来ませんし、観劇いただくのもそれぞれのキャラクターの差が見られて楽しんでいただけると思います。
中島かずきさんはデビュー当時(仮面ライダーフォーゼ)からずっと見守ってくださっているので、自分自身の初舞台でまたご一緒できることは本当に心強いです。
ダブルチームとして同じ役を演じる宮野真守さんは、声優や歌手としても活躍されていてとても多才な方だなという印象です。千秋楽まで一緒に走って行きたいと思います。
初舞台で、それも最年少で捨之介を演じさせていただくので、新しい風を吹かせられたらいいなと思っています。思いっきり楽しんで、思いっきり演じ切りたいです。

■宮野真守のコメント
まさか自分にオファーをいただけるなんて思ってもいなかったので、チャンスをいただけたことに感謝し、立ち向かいたいと思いました。福士(蒼汰)さんと同じ役を演じさせていただくことはとても嬉しくて心強いです。エネルギッシュで若さあふれる福士さんと共に、僕も僕らしく捨之介に臨んでいきたいと思います。
“Season 花”を観て、そのスケールの大きさに圧倒されました。役者の皆さんのエネルギーをすごく感じたので、観る人たちはそこに心震わされるのだと思います。
僕にとって間違いなくとてつもなく巨大な戦いになると思うので、そこに立ち向かっている姿を皆様にぜひ観ていただきたいですし、観に来てくださった皆様をあっと驚かせるような表現をして楽しんで帰っていただけるように頑張ります。

■中島かずきのコメント
『髑髏城の七人』Season月で捨之介を演じていただく福士蒼汰くんと宮野真守くんは、実は二人とも、おそらく新感線の中で一番接点があるのが僕なんですよね。福士くんは、僕が脚本を担当した『仮面ライダーフォーゼ』の主役オーディションで出会ってから、その後もずっとその成長を見守ってきました。まさに『フォーゼ』がスタートだったようなものですから、あの彼が捨之介を演じてくれるなんて、感慨深いです。しかも彼にとってはこれが初舞台で、最年少の捨之介になるわけですからね。「ガンバレ!」という気持ちでいっぱいです。そして宮野くんとは『戯伝写楽』という舞台でご一緒しているのですが、これがいろいろと大変な思いをした公演で、その苦楽を共にしたということもあってとても思い出深いんです。今回このタイミングで、この大舞台で彼の捨之介が観られることは本当にうれしいですね。二人揃って陽性の華を持っていますから、それがきっとスターとしての強い光を放つことと思います。僕自身もとても期待していますし、楽しみにも思っています。

■いのうえひでのりのコメント
そもそも今回の『髑髏城の七人』“花・鳥・風・月”は、全体的にいろいろなことに挑戦しているわけですが、そんな中でも特に“Season月”は“チャレンジの度合い”が最高難度の公演になると思います。“Season月”の場合はなにしろメインキャストの年齢が2011年版の通称“ワカドクロ”よりもぐっと若いので“超ワカドクロ”という感じですね。芝居の巧さというよりも、真っすぐさ、元気の良さ、アツさみたいなところで勝負してもらいたいと思っています。
福士蒼汰くんはとても真面目そうなイメージがあるので、その部分をぜひいい方向に出してほしいですし、宮野真守くんはおおらかな印象があるので、捨之介役としてきっとイケると思っています。どちらもすらっとしているし、ビジュアル的には絶対大丈夫でしょう。とりあえず僕が現時点で言えることは、とにかくケガのないように最後まで走り切ってほしいということだけですね。