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『過保護のカホコ』2人の仲が急接近! 複雑な家庭問題にどう立ち向かう?

2017年08月10日 00:32  リアルサウンド

リアルサウンド

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 『過保護のカホコ』(日本テレビ系)は、Twitterでのハッシュタグをその週の内容のキーワードにしている。「もう会えないなんて言うなよ。俺にはお前が必要なんだ」と麦野初(竹内涼真)が、根本加穂子(高畑充希)に告げた先週の第4話では、「#過保護のカホコIneedyou」といったように、その週のハイライトを示していた。事前に発表された第5話のハッシュタグは「#過保護のカホコお姫様だっこ」。番組の公式Instagramには、「全日本女子キュン死注意報発令ですよ‼だっこのそのあとも…… お楽しみに‼」というメッセージと共に夕暮れの中、川辺で初が加穂子をお姫様だっこする様子が映されており、放送前から話題になっていた。


参考:竹内涼真、ツンデレ青年役で女性人気爆発へ 『過保護のカホコ』“麦野初”の魅力


 そして、“だっこのそのあと”に待ち受けていたものは、加穂子を家まで送り届けた初が母親である泉(黒木瞳)に向かって、「娘さんともう会えなくなるのは嫌です。馬鹿が付くくらい単純で素直だけど、いつも予想以上のことをするんで目が離せないというか、自分も頑張らなきゃなって思えるし、2人がなんで娘さんのことを可愛いと思うのか、やっと分かりました。出来れば交際を許してほしいと思ってますけど、今はこんな格好なんで、また改めてお願いしにきます」と挨拶するのだ。あまりのアプローチっぷりに泉と正高(時任三郎)は呆気に取られた様子。気持ちが分かりやすいほど、表情に出てしまう加穂子は信じられないと言った顔だ。


 “全日本女子キュン死注意報発令”という警報は当たっていた。しかも、初のアプローチはこれだけでは終わらない。次回予告も凄まじかった。耳元で「大好きだよ。加穂子」と囁く、初。「付き合おう、俺たち。ママが戻ってきたらちゃんと許可取りに行くから」、加穂子はもうニコニコ顔である。


 しかし、ドラマは次週で第6話。このまま2人が結ばれてハッピーエンド……とすんなり終わるとは到底思えない。ここでポイントとなってくるのが、今週明かされた初の両親の存在だ。父親は初が小さい頃に亡くなっており、母親は男と浮気をして初が7歳の時におにぎりと「ごめんね」という置き手紙と共に失踪。加穂子と初が出会うことになったきっかけでもある、赤の空になった絵の具は、母親が初に買ったものだった。加穂子に母親のことを聞かれ、大事にしていた絵の具を川に投げ捨てる初。加穂子は、彼に対して何もできない自分に憤りを感じていた。


 加穂子だけではなく、泉、正高を含め、根本家の過保護っぷりを変えようとしている初。しかし、彼も彼で言い出せない家庭の内情があった。いつも空回りしてしまう加穂子が、初の家庭問題をどのように解決していくのか。そこに今後のドラマの見どころと、2人が真に分かり合える鍵があるように思える。(渡辺彰浩)