WedsSport ADVAN LC500 2017スーパーGT第5戦富士 2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「FUJI GT 300km RACE」
■開催日:予選8月5日(土) 決勝8月6日(日)
■開催地:富士スピードウェイ
■入場者数:予選2万1600人 決勝3万3500人
スーパーGT第5戦が静岡県の富士スピードウェイで行われた。シリーズは中盤に入り、開幕からこの富士までLEXUS4連勝を成し遂げてきた。LEXUS(トヨタ)のホームとなる富士スピードウェイでの5連勝を期待されるなか、レースは行われた。
LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは、予選では、照準を合わせきれず14位と苦汁をなめる結果となるが、決勝では7台を抜き、7位でフィニッシュ。予選の雪辱を果たした。
■予選 8月5日(土)【14位】
□公式予選
天候:曇り|コース:ドライ
気温/路面温度:Q1開始時27度/33度、Q1終了時27度/35度、Q2開始時27度/35度、Q2終了時27度/34度
夏休みの真最中とあって、大勢の観客が富士スピードウェイに詰めかけた。週末の雨予報は外れて、絶好のレース日和となった。
午前中に行われたフリー走行では、トップタイムをたたき出した19号車WedsSport ADVAN LC500。スケジュールは順調に進み、予定通りGT500クラスのQ1が14時55分から始まった。
始まってすぐには動きを見せない500クラスのQ1。開始5分で先陣を切って動いたのは国本選手が操る19号車 WedsSport ADVAN LC500。続いて64号車がコースに入るとその1分後には次々とアタックを開始。
1ラップごとにタイムを刻み、残り2分を切ったところで、1分29秒台で、トップに23号車が立つと、目まぐるしく順位が入れ替わる。19号車WedsSport ADVAN LC500も6ラップ目に1分30秒189までタイムを刻むが、惜しくも14位という結果に甘んじてしまう。
トップは23号車1分29秒423。トップから8位の17号車(Q2進出)までのタイム差が0.352秒。トップから14位の19号車のタイム差が0.766秒と非常に厳しいQ1となった。
午前中に行われたフリー走行では、トップタイムをたたき出していた19号車WedsSport ADVAN LC500のパフォーマンスの高さは実証済みだっただけに悔しい予選となったが、追い上げを期待し明日の決勝に備えた。
Q2の結果、ポールポジションは8号車ARTA NSX-GT、2位23号車MOTUL AUTECH GT-R、3位36号車au TOM’S LC500と3メーカーがきれいに並んだ。
■決勝 8月6日(日)【7位】
□決勝 天候:曇|コース:ドライ
気温/路面温度 開始:29度/36度>中盤:29度/35度>終盤:27度/32度
真夏の暑さが精鋭たちを出迎えるように、厳しい日差しが降り注ぐ富士スピードウェイ。決勝前には、LEXUSがパートナーを務めるレッドブルエアレースに参戦中の室谷選手がアクロバット飛行を披露し、これから始まる決勝レースに華を添えた。
昨日の予選で悔しい結果となった19号車WedsSport ADVAN LC500のスタートドライバーは関口雄飛選手だ。
真夏の暑さを避けて、15時25分から交通機動隊によるパレードラップからフォーメーションラップへ移行し、最終コーナーから500クラスの先頭が蜃気楼の中から徐々に姿を現すと、シグナルが赤から青へ。
エキゾーストサウンドが一気に響き渡り決勝の幕が上がった。オープニングラップは全車きれいにレースを展開。19号車WedsSport ADVAN LC500 を操る関口選手は早くも2ラップ目には64号車を交わし13位へ。
続いて6ラップ目には1号車と16号車を相次いでオーバーテイクし19号車WedsSport ADVAN LC500を11位まで追い上げると、アグレッシブな走りで10ラップ目には、6号車と46号車を交わし、9位に。
11周で5台を抜く力走を見せる関口選手。その後も前の12号車とテール・トゥ・ノーズの攻防戦が続くが両者一歩も引かないレース展開に場内カメラは12号車と19号車の肉薄した接近戦を追いつづける。
そして、レースも3分の1を消化した23ラップ目あたりから徐々にピット作業に入るライバルが現れる。19号車WedsSport ADVAN LC500はライバルのピットインの合間にポジションが3位まであがり、32ラップ目にピットイン。
19号車WedsSport ADVAN LC500のバトンを受け取った国本選手が戦列に復帰。コースに戻った段階では11位にポジションを構えた19号車WedsSport ADVAN LC500だったが、一連のピット作業が終わった段階では、10位にポジションを置きレースを展開。
そして国本選手も果敢にレースを展開し前を行く1号車に徐々に詰め寄り37ラップ目に1コーナーでオーバーテイク。9位へ上がる。
しかし、19号車の前を行く6号車を頭に数珠つなぎのレース展開は息を飲むような接近戦となる。しかし、48ラップ目には7位を走行中の24号車が急にペースダウンしポジションを大きく落とす。
19号車WedsSport ADVAN LC500を操る国本選手は8位へポジションをアップ。今度は7位争いが激化するが、53ラップ目に、一瞬のすきを突き6号車をオーバーテイクし、7位へポジションをアップ。
レース終盤にきても速さを見せつけ、残りの周回も手を抜くことはなく果敢にレースを展開し、7位でゴールラインをくぐった。
優勝は一回もトップを譲ることなく8号車ARTA NSX-GT。2位23号車MOTUL AUTECH GT-R、3位ZENT CERUMO LC500という結果で、第5戦の幕を閉じた。
■関口雄飛選手コメント
14位からスタートしたので、まずまずでした。しかしウエイト差や燃リス(燃料リストリクター)を考えると本来はもっと上のポジションにいないとおかしいと思います。
僕たちがもっともっと速くならないといけないということが解りました。
次の鈴鹿では優勝目指しで頑張りますので、応援宜しくお願いします。
RACING PROJECT BANDOH YOU TUBE
https://youtube.owacon.moe/watch?v=5p8SeWUPzx4
■国本雄資選手コメント
関口選手からスタートして後半を僕が担当しました。1号車、24号車、6号車をオーバーテイクしてレースを終えることができたのですが、大変なスティントでした。思ったような車のバランスじゃなかったし、パフォーマンスもすごく高い訳じゃなかったので厳しかったです。
でも何とかポイントを取れたことはポジティブですし、しっかり走り切ってデータを持ち帰ったことは次につながると思います。次の鈴鹿は長い1000kmレースなのでチーム一丸となって頑張りますので応援お願いします。
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https://youtube.owacon.moe/watch?v=dF8iNsefW6U
■坂東正敬監督コメント
決勝7位はまずまずの結果なんですが、僕らが目指しているのは勝利なので厳しい結果となりました。ただ、沢山の応援の声、スポンサーさんのおかげで7位フィニッシュできたと思います。今、足りないものを課題に頑張って行こうと思います。
今日は沢山の応援をありがとうございました。次の鈴鹿は可夢偉もくるのでドライバー三人で頑張ります。
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