スーパーバイク世界選手権に参戦するパタ・ヤマハ・オフィシャルチームワールドSBKは、アレックス・ロウズとの契約を1年延長したことを発表した。ロウズは2018年も引き続き、同チームより参戦することになる。
ロウズは26歳のイギリス人ライダー。2016年からSBKに復帰したヤマハにおいて、SBK仕様のYZF-R1の開発に重要な役割を担ってきた。2017年シーズンは第8戦ラグナ・セカ(アメリカ)ラウンド終了時点で2位表彰台1回、3位表彰台1回を獲得してポイントランキング5位につけている。
また、ロウズは7月30日に鈴鹿サーキットで行なわれた鈴鹿8時間耐久ロードレースにヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームから中須賀克行、マイケル・ファン・デル・マークとともに参戦。決勝レース中に2分6秒932のファステストラップを記録してこれまでのレコードタイムを約1秒も縮めるなどの活躍をみせ、チームの3連覇に貢献した。また、この優勝はロウズ自身としても2016年に続き2回目の勝利でもあった。
2018年のロウズのチームメイトは、2017年に引き続きファン・デル・マークであるとみられている。ファン・デル・マークは24歳のオランダ人ライダーで、2014年のスーパースポーツ世界選手権チャンピオン。2017年よりパタ・ヤマハに移籍し、第8戦終了時点でポイントランキング7位につけている。
2018年も引き続きパタ・ヤマハからのSBK参戦が決まったロウズは「パタ・ヤマハで2018年も走ることができてうれしいよ」と語った。
「僕はヤマハという家族の一員のように思っている。2017年は、2016年よりもステップアップすることができたと感じているよ。ヤマハとR1が、SBKでトップでいられるように改善し続けたいし、それが僕の目標であり、使命だと思ってる」
「ヤマハモーターヨーロッパに感謝したい。いい結果を出して恩返しできることを楽しみにしているよ!」