上司との飲み会でフライドポテトを注文するのはありかなしか。先日から話題になっている居酒屋フライドポテト問題について、経済評論家の勝間和代さんがコメントし「こんな上司がいる会社なら、辞める準備をした方がいい」と語った。
発言は8月9日放送のバラエティ「バラいろダンディ」(TOKYO MX)でのもの。元々この話題はおーぷん2ちゃんねるに立てられたスレッドのもので、番組では、その内容について論じたダイヤモンドオンラインの記事が紹介された。筆者はマーケティングプランナーの竹井善昭氏だ。
「いちいち裏を読めとか言われるから日本企業は業績悪いんですよ」
竹井氏は記事中で、上司の怒りに反発する声に「『子どもっぽさ』を感じてしまう」とし、
「『上司も客も、自分を査定する立場の人間である』という意味では同じだ。(略)客に逆らっても無駄なように、社員は上司に逆らっても無駄」
と書いていた。
しかし勝間さんは、フライドポテト注文で怒られた新人について「すごいよかったと思います。この会社を辞めなきゃいけないって分かった訳ですもんね」とコメント。
「今すぐ辞めるかどうかは別にして、辞める準備はした方がいいと思います。少なくともこんなんが直属の上司の上に、これが上司になれる会社という2つの意味で」
と語った。たしかに、この程度のことで怒る上司の下でずっと働くと思うとウンザリする。
勝間さんはさらにダイヤモンドの記事についても、
「筆者もすごく的外れなことを言っている。こんなことを言ってる上司が経営陣にいる会社なんて潰れますよ。彼(上司)の指示もこの先信じられないじゃないですか。いちいち裏を読めとか言われるから日本企業は業績悪いんですよ」
と言い放った。
一方、松本人志は「飲み会でフライドポテトは腹立つ」で物議
他のコメンテーターもこの件について否定的だ。板東英二さんも「こんな上司イヤですよ。言うこととやってることが違うじゃないですか。取引相手かってこんなやつが上司におる会社なんて人材という面で評価下げられますよ」と語った。
内山信二さんは、上司が「好きな物を頼め」ということ自体が嫌だという。これについては日々思うことがあるようで、
「こういうのって(目下の人間からすれば)頼みづらいじゃないですか。上の人が誘ったら、その人がメニュー見てとりあえずテーブルにぶわー並べて『あと食べたいものとか足りないものがあったら頼めよ』って言うのが上の人のマナーだと思ってるんですよね」
と自身の"飲み会論"を話した。元カリスマキャバ嬢の作家の立花胡桃さんも、食事や飲みの場でフライドポテトを必ず頼むといい、
「合コンでもそうなんですけど、フライドポテトってみんながつまめるから、気配りの食材だと思ってるんですね。これを頼んだ部下は気配りができる人なんじゃないかなって」
と部下を評価していた。
この数か月、各所で議論になっているフライドポテト問題。6日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)でも、ダウンタウンの松本人志さんが「フライドポテトは腹立つなあ」「もうちょっとオツなものを頼んでほしい」と発言し、物議を醸していた。