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ヒュンダイ、ニュルブルクリンクで新型TCRマシンを展示。「ひとつの到達点」

2017年08月09日 12:32  AUTOSPORT web

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TCRドイツ・ニュルブルクリンクラウンドで展示されたヒュンダイi30 N TCR
世界中で人気が高まっているTCカテゴリーに参戦するべく新型マシンを開発中のヒュンダイ・モータースポーツは、8月4~6日に行われたTCRドイツのニュルブルクリンクラウンドで『ヒュンダイi30 N TCR』を展示した。

 これまでWRCなど、主にラリー競技を主戦場としてきたヒュンダイは、サーキットレースでの活動を開始するべく、世界中で人気を誇るTCRに参戦。その第1弾マシンとなるのがi30 N TCRだ。

 ヒュンダイは4月に開発テストを開始して以降、テストの一環としてチームBRCとともにミサノ24時間などにも参加してきたが、その際はカモフラージュ塗装のマシンでの参戦だった。

 今回、TCRドイツでお披露目されたマシンは、WRCなどでおなじみのスカイブルーを基調に、ヒュンダイのハイパフォーマンスモデルブランドである“N”ロゴなどが入れられたカラーリングが施されている。

 ヒュンダイ・モータースポーツでカスタマーレーシング部門を率いるアンドレア・アダモは「この週末は、TCRプロジェクトにとってひとつの到達点になった」と語った。

「このマシンはカスタマーチームに販売され、彼らがレースを戦うことを念頭に開発されている。だから、TCRの現場でマシンを披露することは重要なことだった。特にTCRドイツは参戦しているチームも多く、成功を収めているシリーズのひとつだからね」

「シリーズに参戦しているチームやドライバーが熱心にi30 N TCRを注視しているのを見ることができてよかった。プロジェクトへの興味もかき立てることができたようだ」

 ヒュンダイは今後も開発テストを重ね、当初の予定通り、2017年12月上旬には1号車をカスタマーにデリバリーする計画だ。