ホンダの北米向けラグジュアリーブランド、アキュラは8月8日、2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)への参戦を目指して開発中の新型DPiマシン『ARX-05』のテスト風景を収録したティザー動画を公開した。
今シーズンのル・マン24時間/WEC世界耐久選手権のLMP2クラスで非常に高い競争力をみせているオレカ製LMP2カー『オレカ07』のパッケージを元に、アキュラ独自のエアロパッケージ、ホンダ製3.5L V6ツインターボエンジン(AR35TT)を搭載するARX-05は、ホンダ/アキュラの耐久プロトレーサー“ARXシリーズ”の5世代目にあたる。
今回公開されたティザー映像ではフランスのポール・リカールで行われたテストの模様が収録されており、動画内ではカモフラージュ模様が施されたARX-05のフロントセクション、サイド、リヤエンドの各部を確認することができる。
ボディカウルの多くはオレカ07のパッケージを引き継いでいるように見えるが、左右のフロントフェンダーをノーズ上でむすぶブリッジ状のエアロパーツは、ひときわ存在感を放っている。
アメリカンレースの名門、チーム・ペンスキーとタッグを組み、来シーズンからWSCCの最高峰、Pクラスに挑戦することをアナウンスしているアキュラは今回、ティザー動画の公開とともに新型マシンを8月18日(金)に開催されるザ・クエイル・モータースポーツギャザリングの中で正式発表することを明らかにした。
アキュラとチーム・ペンスキーのコラボレーションの下で生まれる注目の新型DPiマシン、ARX-05は2018年WSCC開幕戦デイトナ24時間でレースデビューを飾る予定だ。