イタリアメディアが、現在ウイリアムズF1チームで走るランス・ストロールの父親がフォース・インディアの株式を取得することを検討していると報じた。
Italiaracingは、カナダの大富豪であるローレンス・ストロールがフォース・インディアの株式取得に関心を示していると伝えた。もし実際にチーム株主になった場合は、息子のランスが同チームに移る可能性が高そうだ。
関係者はコメントしておらず、現段階では単なるうわさ話ととらえられているこの報道だが、フォース・インディアが現在チーム名称変更を検討、“インディア”を外して、より幅広い層からのスポンサーを集めようとしているのは事実だ。
フォース・インディアは2016年にコンストラクターズ選手権4位と、チーム史上最高位を獲得、2017年もランキング4位でシーズン前半戦を終えた。チーム代表のビジェイ・マリヤは、この位置を維持し、さらに向上していくには、より多くの投資を得る必要があると述べている。
「もう少し資金を増やすことができれば、段階的に向上していくことができる」とマリヤ。「そして一貫してトップ3の位置を争えるようになるはずだ」
今年F1デビューを果たしたランス・ストロールは、序盤は苦戦したものの、ホームグランプリであるカナダで初ポイントを挙げると、次のアゼルバイジャンでは3位表彰台を獲得した。“ペイドライバー”とみなされることが多かったストロールだが、最近のパフォーマンス向上により、評価は急上昇している。
しかしウイリアムズチーム自体は今年低迷、第11戦終了時点でフォース・インディアのすぐ下のランキング5位ではあるものの、その差はすでに60点にまで拡大している。一方でランキング6位のトロロッソは2ポイント差まで迫ってきている状況だ。