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トヨタWRCチームからヤルモ・レーティネンが離脱へ。“オリジナルメンバー”のひとり

2017年08月08日 20:12  AUTOSPORT web

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TOYOTA GAZOO Racing WRTを離れるヤルモ・レーティネン(右)
WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTでスポーティング・ディレクターを務めているヤルモ・レーティネンが、8月17~20日に行われるWRC第10戦ドイチェランドをもってチームを離れる。

 ミッコ・ヒルボネンのコドライバーとしてWRCに参戦し、通算15勝を成し遂げたレーティネン。トヨタではスポーティング・ディレクターとしてWRCプロジェクトに最初から関わってきた。

「我々がともに成し遂げたことを誇りに思っているし、トヨタの活躍に貢献できたこともうれしく思う」とレーティネン。

「チームが今後も成功し続けることを願っている。私自身も、これからのキャリアで成功を収めたい」

 チーム代表であるトミ・マキネンも、レーティネンに対し感謝の言葉を述べている。

「ヤルモはプロジェクト創設時のオリジナルメンバーのひとりであり、彼の尽力には本当に感謝している」

「チームスタッフにとって、彼はスポーティング・ディレクターという職だけでなく、ひとりの友人としての顔も持っていた。彼の未来が輝かしいものになることを願っている」

 レーティネンの後任については明らかにされておらず、当面の間はラリー・エンジニアのクリストファー・ローデン、テストマネージャーのティモ・カンクネンが職務を分担する。