2017年F1スペインGPにおいて幼いファンに対して見せたフェラーリとキミ・ライコネンの振る舞いが、ローレウス世界スポーツ賞の「ベスト・スポーティング・モーメント・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされた。
6歳のトマ・ダネルくんは、お気に入りのドライバー、ライコネンがスペインGPのオープニングラップでクラッシュを喫した際に号泣、その姿をカメラに捕らえられた。
フェラーリはすぐさまスタッフをメイングランドスタンドに送り出し、トマくんと家族をパドックのホスピタリティに招待。ライコネンが彼らを出迎え、温かくもてなした。
ライコネンは熱狂的な若いファンを慰め、サイン入りキャップをプレゼント。その後トマくん一家は表彰台下で授賞式を見るという、忘れられない体験をした。
The smiles just keep getting bigger and bigger... Nice one, Kimi ?? #SpanishGP ???? #F1 pic.twitter.com/Ywqru5IFlX— Formula 1 (@F1) 2017年5月14日
One *very* emotional day for young @ScuderiaFerrari fan Thomas Danel...#F1 pic.twitter.com/J2ZRj6l1kY— Formula 1 (@F1) 2017年5月15日
ローレウス世界スポーツ賞は毎年スポーツのさまざまな分野で活躍した選手や団体を称える賞。いくつかの賞が設けられているが、ファンが最も共感したスポーツの瞬間を選ぶ「ベスト・スポーティング・モーメント・オブ・ザ・イヤー」は、オンライン投票によりファンが選考に参加できる。
8月から12月まで毎月、ローレウス世界スポーツアカデミーの会員が6つの候補を選び、それに対して一般のファンが投票を行うことができる。最終的に各月のウイナーに対して最終投票が行われ、総合ウイナーが決定するという流れになっており、8月の候補としてライコネンとトマくんのシーンが選ばれた。「涙が笑顔に」というこの動画は他の5つのシーンを大きく引き離し、最多票を集めている(2017年8月8日時点)。
賞には他に、サッカー選手のフランチェスコ・トッティのローマでの引退や、サッカーのチャンピオンズリーグにおける、バルセロナ対PSG戦のセンセーショナルな展開などがノミネートされている。
投票は以下のページで受け付けている。
■ローレウス・ベスト・スポーティング・モーメント・オブ・ザ・イヤー公式サイト
https://www.laureus.com/news/search-sports-most-emotional-moment