転職サイトのキャリアインデックスは8月8日、「職場での不快な話題」についての調査結果を発表した。男女共に性格や外見などの「偏見に基づいた会話」が最も不快だ、と回答していることなどがわかった。
調査は、今年5月26日~29日の間、過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者を対象に実施。515人から回答を得た。
女性は「ギャンブルに関する話題」も嫌い
1位は男女共に「偏見に基づいた会話(性別・外見・趣味など)」(男性:32.5%、女性:42.9%)だが、2位以降には性差が見られる。
男性では「上司の悪口」(32.1%)、「仕事のグチ」(30.7%)、「性的な話題」(20.9%)、「政治・宗教の話題」(19.9%)に対して、女性では「性的な話題」(41.6%)、「上司の悪口」(28.2%)、「政治・宗教の話題」(26.1%)、「仕事のグチ」(22.7%)となっている。
中でも性差が顕著だったのは「性的な話題」で、女性は男性よりも不快と回答した率が20.7ポイントも高くなっている。また、「ギャンブルに関する話題」(男性:11.2%、女性:19.3%)も同様に女性の方が不快に感じる人が多い。一方で「仕事のグチ」は、男性の回答率が女性を8ポイント上回っている。
男性は仕事についてのネガティブな発言、女性は性やプライベートに関する話題を嫌がる傾向があるようだ。
相手を褒める言葉や、美味しいお店などの話題は好印象を持たれやすい
キャリアインデックスは、「話題選びに慎重になった方がいい」シーンとして、「男女の割合が大きく異なる職場」「転職したばかりで話題を探しているとき」「新入社員が入社してきたとき」の3つを挙げ、次のようにアドバイスをしている。
「職場の人との関係性を作り上げていく段階では、お互いのことを知らないがために相手が不快に思うような話題に知らず知らずのうちに踏み込んでしまいがちです。関係性がある程度深まるまではネガティブな反応や話題を避けた方が無難でしょう」
反対に「職場を楽しくする話題」も紹介。相手を褒めるコミュニケーションや、美味しいお店など新しい発見に関する話題は、相手から好印象を持たれやすいとしている。