ロータス・エリーゼやエキシージなど、人気のライトウエイトスポーツを手掛けるイギリスの老舗ブランド、ロータスから『エヴォーラ』の性能を極限まで高めた新モデル『エヴォーラGT430』が登場。8月8日より日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイが受注を開始した。
ロータスカップ、FIA-GT4、スーパーGT300クラスなど、モータースポーツにも積極的に関わるロータス。これまでに『ロータス・エヴォーラ400』、『エヴォーラ スポーツ410』などのモデルをリリースしてきたが、今回発表された『エヴォーラGT430』は従来モデルの優れたパフォーマンスをさらに高めたエボリューションモデルとなる。
美しさと機能性を融合させたボディカウルには、フロントとリヤの各所にハンドメイドのカーボンファイバー製コンポーネントを採用することで軽量化を実現。総重量1258kgはエヴォーラ スポーツ410の車重を26kg下回る。
また、新設計のカーボン製フロントスプリッターやフロントタイヤハウス後方に開けられたエアダクト、タイヤハウス上面に設けられたルーバー、巨大なリヤディフューザー、リヤウイングなどのエアロダイナミクスはモータースポーツから得られた技術が用いられており、これらのエアロパッケージが発生させる最大ダウンフォースは250kgにのぼるという。
心臓部のエンジンには新開発の3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンを採用。最高出力436ps、最大トルクは440Nm/4500rpmを発揮し、最高速度は305km/hに達する。トランスミッションは6速マニュアルが設定された。
インテリアではステアリング、ダッシュボード、ドアパネル、トランスミッショントンネル、センターコンソールがすべてブラックアルカンタラとディンプルレザーのコンビネーションとなるが、フルレザー、フルアンカンタラとすることも可能。
また、シートは背面にカーボン素材を使用した新設計のスパルコ製シートをオーダーすることができるほかチタン製リヤフレーム、運転席と助手席用に4点式ハーネスベルトをオプションとして用意している。
「パワーを上げれば直線が速くなる。軽量化すればすべてにおいて速くなる」という創業者コーリン・チャップマンの思想のもと、徹底的な軽量化が積み重ねられたエヴォーラGT430。その生産台数は世界限定60台、車両本体価格は1944万円(税込)となっている。
■ロータス・エヴォーラGT430 主な諸元
乾燥重量:1258kg
エンジン:3.5L V6スーパーチャージャー
最高出力:436ps/7000rpm
最大トルク:440Nm/4500rpm
ミッション:6速MT
0-100km/h加速:3.8秒
最高速度:305km/h
タイヤサイズ:フロント245/35 R19 リヤ295/30 R20(ミシュラン・パイロットスポーツCUP2)
価格:1944万円(税込)
世界限定60台
公式ページ:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/lotus-evora-gt-430.html