中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア チェコGP予選でパウィが13番グリッドを獲得
中上は15番グリッドから決勝に挑む
2017年8月5日(土)
Rd.10 チェコGP
オートモトドラム・ブルノ・サーキット
コンディション:ドライ
気温:31℃ 路面:45℃
土曜日午後に行われたMoto2クラスの予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウィが13番手となる2分03秒242のタイムを記録し、5列目13番グリッドを獲得しました。チームメートの中上貴晶は2分03秒491の自己ベストタイムで、同じく5列目の15番グリッドから決勝レースに挑みます。
ドライコンディションで行われた午前のFP3では、中上が昨日の走行から着実な前進を見せ、トップから0.419秒差の10番手につけました。パウィは走り込みに集中して、このセッションは30番手としました。
午後の予選では、パウィがセッション終盤にタイムを上げ、11番手まで一気にポジションアップを果たしました。その直後に2名の選手がさらに上回るタイムを記録したため、決勝のスタート位置は13番グリッドとなりました。中上は、鈴鹿8耐への参戦を終え、Moto2のフィーリングを少しずつ取り戻していますが、明日の決勝本番ではさらに本格的に感覚を甦らせる計画です。
明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、20周の決勝レースが午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートします。
カイルール・イダム・パウィ(13番手 / 2'03.242 / +0.631)
「予選の序盤ではリアのグリップに少し苦戦していたのですが、チームががんばって解決策を見いだしてくれたので、今日はMoto2クラスでの自己ベストグリッドを獲得できました。この勢いでレースに臨めるという自信も深まっています。とはいえ、Moto2クラスについて学ぶことはまだたくさんあるので、気持ちが先走ることのないように注意しながら、明日の決勝ではリラックスして自分の力を出しきりたいです」
中上貴晶(15番手 / 2'03.491 / +0.880)
「昨日以来、Moto2への乗り換えにまだ少し苦労をしています。グリッド位置もよくないし、フィーリングもまだ完ぺきではないので決勝レースは未知数ですが、明日に向けてしっかりと対応できるように、チームと準備を進めます」
岡田忠之 チーム監督
「パウィは上出来の予選でした。Moto2ではブルノは初走行にもかかわらず、しっかりとポテンシャルを発揮してくれました。夏休みもしっかりとトレーニングを続けた努力の成果だと思います。明日は厳しい戦いになると思いますが、ポイント獲得を目指してがんばってほしいです。中上に関しては、私も現役時代に彼と同様の経験をしているので、心配することはありません。明日の長い決勝レースも、Moto2の感覚を取り戻す好機になるでしょう」