BMW M6 GT3のフロントロウ独占! スーパーGT第5戦富士の公式予選を終えた後、パドックではポールポジションを獲得したARTA BMW M6 GT3のピットはもちろん、2番手となったStudie BMW M6のピットにも、鈴木康昭代表や荒聖治を祝福するゲストやファンがひっきりなしに訪れていた。BMW M6 GT3はこれまで日本導入以降、ARTA BMW M6 GT3が昨年の富士で勝利を飾ってはいるものの、なかなかうまく結果が残せずにいた。ARTAも大きなクラッシュが多く、それを思い出した高木真一は、予選後のインタビューで涙をみせた。
一方、Studie BMW M6もこれまで苦労を積み重ねており、祝福に訪れる人々が多かったのもうなずける。今季Studie BMW M6はオートポリスをはじめ速さをみせてきたが、初のフロントロウを獲得できた要因はなんだったのだろうか?
「去年よりもセットアップが進んだということもありますし、持ち込んだタイヤがうまくハマったということですね。実は、去年がちょっとイレギュラーで、本当は8月の富士のレースはもともと路気温が低いんです」というのは、Studie BMW M6の高根裕一郎エンジニアだ。