変わりゆく天候に翻弄され、まさかの無得点となった第4戦SUGOから2週間。2017年のSUPER GTは真夏の3連戦の2戦目、第5戦富士スピードウェイを迎えた。前戦でポイントが得られなかったとはいえ、ランキングは5位。第2戦では見事優勝を飾り、LEXUS TEAM ZENT CERUMOにとってもホームコースである富士でポイントを積むことができれば、ふたたびランキング首位も見えてくる。それだけにこのラウンドは重要な一戦と言えた。
2週間の間にレースへの準備を整え、富士スピードウェイに乗り込んだLEXUS TEAM ZENT CERUMOは、8月5日(土)午前8時50分からの公式練習に臨んだ。ZENT CERUMO LC500には立川祐路が乗り込みコースインし感触を確認していくが、立川はオーバーステアを訴え、いまひとついいフィーリングを得ることができない。
車種・タイヤが同じながら、よりハンデが厳しい#36 LC500が3番手につけたことを考えると、決して手放しで喜べる順位ではないが、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは決勝レースに向けて硬めのタイヤを選んでいることや、セットアップにまだ改善の余地があることを考えると、さらなる上位進出も可能だ。ホームコースでLEXUS TEAM ZENT CERUMOは、レースでのさらなるジャンプアップを狙っていく。