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スーパーGT:「“亜久里教”の予言どおり、流れが来ていた」GT500ポール会見/野尻智紀&小林崇志

2017年08月05日 19:02  AUTOSPORT web

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AUTOBACS RACING TEAM AGURI
スーパーGT第5戦富士、スーパーGT500クラスのポールポジションを獲得したのはARTA NSX-GT。今季5戦目にして3回目、2戦連続のポール獲得となった野尻智紀と小林崇志が予選の戦いを振り返り、決勝への展望を語った。

ARTA NSX-GT
野尻智紀
「(鈴木)亜久里さんが(昼のトークショーで)ダブルポールだって予言をおっしゃっていて、実際に高木(真一)さんがGT300クラスのポールポジションを獲ってきた後だったので、Q2を走る僕は“亜久里教”的には辛い立場でした(笑)」

「ちょっとやだなあ、って思ったりもしたんですけど、クルマに乗ってしまえば、きっちり集中できましたね。前回のレースのことでいろいろと(雑音が)聞こえてくることもありましたけど、それも(マシンに)乗ってしまえば関係なくて、自分のパフォーマンスをしっかり出そうと集中して走れました」

「小林選手から『野尻にはちょうどいい(状態のクルマだ)と思う』と言われていたんですけど、Q2では本当にその通りでした。朝の走り出しはかなり苦戦していて、正直これは今週厳しいなあ、と思っていたんですが、予選までのインターバルですごく良くなりましたね」

「第2戦の富士ではクルマの跳ねによってトラクション不足になるような面があったんですが、そこに対して入れてきたタマ(対策)が不発で、それが朝の苦戦の理由でした」

「大きく変わったところもあったんですが、それを戻していった感じですね。最後は攻めることができたので、今日については満足しています。明日のことはまだ分かりませんけど、朝、亜久里さんからお告げがあると思います(笑)」

小林崇志
「ちなみに亜久里さんは『目を閉じると2台がポールポジションを獲った姿が浮かんでくる』と言っていました(笑)。実際、まず55号車(ARTA BMW M6 GT3)がGT300のポールを獲れて嬉しかったです」

「(隣の席の高木を見ながら)去年は僕も高木さんとこのレースのポールを獲って、優勝しましたよね。亜久里教の予言もありましたし、これは流れが来ているなあと(野尻のQ2出走前に)思いました」

「Q1でのクルマの状態は僕にとっては完璧ではなかったんです。でも、これに野尻選手が乗るとかなりいいんじゃないかな、という感覚がありました。だからQ2に向けてはクルマをあまりいじらず、ほとんどそのままの状態で野尻選手を送り出したんです」

「ポールを獲ってくれるだろうと、ある意味では楽観していましたが、本当に素晴らしいタイムを出してくれましたね。亜久里さんの予言通りにダブルポールが実現でき、その一員としてここ(ポール会見)に来ることができてすごく嬉しいです」

「野尻選手も言うように朝の走り出しは良くなくて、乗っていてもクルマがどこに行くかわからない状態だったんです。そこから、ただクルマをもとに戻すのではなく、少しアジャストしながら進めていきました」

「時間がないなかでは、比較的いい感じの動きにはなったと思います。明日のレースに関しても簡単に抜かれることはないと思っていますし、とにかく後続を抑えて、できれば、ぶっちぎりで勝ちたいですね」